----- -------- TITLE: ミャンマー遠征撮影(予定) DATE: 12/20/2016



この度、ミャンマーにタイムラプス撮影旅行に出掛ける事になりました。
本来であれば、熱帯の島々や岩と砂漠に惹かれる私としては、まずはアメリカ中西部辺りを攻めたい所ですが、たまたま別件でミャンマーに行く事になったので、思い切ってミャンマー各地に足を伸ばし、作品作りをする事にしました。


12/30出発 

12/31〜1/2 ヤンゴン滞在

1/3〜1/20 車を借りてミャンマー各地を撮影旅行
(バガン、モンユワ、マンダレー、ニャウンシエ、パアン、モーラミャイン、チャイトーを予定)

1/21〜1/24 韓国ソウルに立寄り

1/24夜帰国

あいにく満月の時期となりますので、夜は銀河の撮影はできず、月明かりに浮かぶ遺跡の撮影になります。
34度の厳しい暑さと、破傷風・日本脳炎の蔓延などで蚊との闘いもあり、多い野犬は多くが狂犬病持ちと言うことで、どこまで根性が続くか定かではありませんが。
またアジアの中でもミャンマーの食事はかなり脂っこく味が濃いものばかりで、腹を壊さずに生き抜くのはかなり難しそうです。

どうなりますか?!

装備は:

・X3pt Pro-TS1500(組立式レール 50cmx3=1.5m)・・・長さ50cmの軽量レール3本の組立式ですので、スーツケースに入ります。 海外撮影には最適のドーリーです。 

・X3pt Pro-Skate Dolly・・・バギー車のような4輪走行式ドーリーで、平らな床面さえあれば、即撮影開始できます。 遺跡や寺院の中など、三脚やレールを組立てたりできない場所での撮影に威力を発揮すると思います。

・三脚2台(Verbon Sherpa 645)

・CANO EOS 6Dを2台

・NIKON NIKKOR 14-24mm F2.8G ED

・NIKON NIKKOR 24-120mm F4.0G ED

・NIKON NIKOOR 14-24mm専用星空ソフト・フィルター

・150mmx150mm NDフィルター(ND64、ND1000)

・150mmx150mm 偏光フィルター

・レンズ・ヒーター

・タブレットPC(qDslrDashboard用)

・ノートPC(2TBポータブルHDD 2台)

・24Aリチウムイオンバッテリー2個

・5Aリチウムイオンバッテリー1個

・インターバルタイマー1個(非常用)

・ヘッドライト

・小道具、予備各種ケーブルなど

これの装備は、背中に背負うカメラザックと長さ70cm程度の小さな布製バッグ2個(片手に1個ずつ下げる)にすべて入ります(ノートPCは撮影では使いません)ので、車から離れてかなり歩き回る事も可能です。




----- -------- TITLE: ミャンマー遠征撮影(無事成功しました) DATE: 02/12/2017


ほぼ計画通りミャンマーでの撮影を終えることができました。

ミャンマーでの機動的な移動は簡単ではなく、鉄道は遅く時間が不規則、飛行機は予告なく時間変更・欠航、と言うことで、バスが安くて便利ですが、幹線ルート以外のバスは乗るのもはばかるような超おんぼろバスで、長時間の乗車はかなりの拷問です。 またミャンマーには普通の観光客向けのレンタカー会社がなく、運転手ごとチャーターするのが一番確実で楽な方法ですが、昼夜問わず自由に行動し、撮影時間も長いタイムラプス撮影旅行にはかなり制約を受けます。 一方、ミャンマーはジュネーブ条約に加盟していないので、国際運転免許証が使えません。 そこで事前にミャンマーの国内運転免許証(有効期間5年)を申請し、入国時に発行してもらいました。 また肝心の車は、つてをたどってミャンマー人の小さなレンタル屋から格安で借りる事ができました。

振り返るに、この車がなかったら、おそらく今回の撮影旅行は実現不可能であったと思います。

ミャンマーは右側通行ですが、車はほぼ100%近く右ハンドルの日本車です。 ハンドル自体は日本と同じ右ハンドルなので、車の操作自体は問題ありませんが、そのまま右側を走行すると言うのは最初はかなり抵抗感がありました。 東南アジアの国ですからバイクが多いのはいうまでもありませんが、その多くが無免許で、整備不良。 またほとんどのバイクには最初からバックミラーがついていませんので、後ろからプップー鳴らしてやらなければ、彼らには認識してもらえません。 路側帯を逆走するバイクは大変多く、突如の道路横断、左折(日本の右折)は日常茶飯事。 また夜になると街路灯がない真っ暗な道で人は突然横断、バイクは逆走、そして最悪なのはすべての車(4輪車もバイクも)のヘッドライトはハイ・ビーム! 目がくらんで前はほとんど見えません。 思わずブレーキを踏んで減速・徐行するしかないのですが、現地の人達はなにも見えなくても80Km近いスピードを出して突き進んで行きます。 夜、狭い道で対向からバイクが来たと思ってすれ違うと、センターライン寄りのヘッドライト(スモール・ランプも)が切れたトラックで、ぎりぎりですれ違った!なんて事もあるし。 真っ暗な道を走ってると、突然目の前に馬車が現れる!(どうやって御者は真っ暗の中を走らせているのか不明)なんて事もあり、まずまともな日本人であれば運転をためらう事でしょう。(笑)

また焼玉エンジンを積んだトラクターみたいなトラックが時速10Km程度で走っていたり、馬車や牛車が走っていたり(これは逆走あたりまえ)と、油断できません。

道路の状態はかなり悪く、この写真の様にセンターラインが引かれている所は多くありません。

路肩には白線がないので、街路灯のない夜の走行は恐怖です。人は歩いてるし自転車・バイクが無灯火で逆走してくるし荷車は走ってるし対向車のハイビームで目は眩み前方は真っ暗だしどこが車線なのか全くわからなくなります。 

ヤンゴンとマンダレーの間にある唯一の高速道路は、日本だったらちょっと高速道路にはしないだろうと思われる舗装状態です。 また高速道路のサービスエリアは150Kmほど走らないとありませんので、トイレは大変です。(突然催した場合は、大小に限らず路肩・・・と言っても3車線分くらいあるほど広い原っぱです・・・に停めていたすしかありません) 

所々に路肩で勝手に店をだしているお茶屋がありますが・・・

高速道路はバイク走行禁止ですが、途中から入り込んでバイクは沢山走っているし、路肩を逆走して来たりします。 更にバイクだけでなく自転車も。

更に人も歩いています。 信じられないことに、追い越し車線の中央分離帯寄りを歩いている人々もいます。 更に・・・牛車や馬車、放牧中の羊の群れが横断しているなんてのもざらでした。スリル満点?です。

ところで、ミャンマーには何処を探しても道路地図がありません。 かつて軍政だったと言う事もありますが、そもそもプロのドライバーですらミャンマー人は地図を理解しません。 図を描いて場所を説明してもNGです。 車で走破するにあたってこれは致命的です。 何せ道路標識が読めない! アルファベット表記は地方に行くと滅多にありません。 これを救ってくれたのはiPhoneとGPSでオフライン・マップを表示してくれるMaps.me!でした。 いわば簡易カーナビです。(案内はしてくれませんが) このお陰で迷うことなく2,000Kmを走破できました。 もしこれが10年前だったら絶対に不可能だったでしょう。

道路傍にある普通のお茶屋や食事処のトイレは裏庭にあってこんな感じです。 お尻を洗う為の桶がありますが、中の水は白く濁っていてアンタッチャブルです。(苦)

チャイティヨーだけは最後の10Kmは一般車は通行止めで、すべての観光客は政府の4トントラックに貨物のように乗らなければなりません。

私は機材はたくさんあるし、腰痛に耐えられそうになかったので、4トントラックを丸ごと一台チャーターして助手席に乗り込みました。 乗り合いだと数百円ですが、100ドル支払いました。(苦)

さて、これが車を離れて撮影する時の移動スタイルです。 背中のザックにカメラ2台、レンズ2本、フィルター、バッテリー、エンジンを、片手のバッグに三脚2台、もう片手のバッグに組立式ドーリーが入っています。

撮影の様子です。


3週間にわたって撮影した枚数は約2万枚、シーン数は60になりました。 帰国後仮眠をはさんで昼夜ぶっ通しで作業しましたが、完成まで15日を要しました。 以下の4版を制作致しました。

1.「遺跡・奇岩編」(3分35秒)
 かつての繁栄を伺わせる大遺跡群と過去の火山活動によってもたらせれた奇岩とそこを聖地として建立された寺院など、ミャンマーの大地のスケール感を感じることができる映像をまとめました。

2.「パゴダ・大仏編」(3分17秒

 ミャンマー人が昼夜を問わず祈りを捧げて来た目を見張る様な素晴らしい建造物や仏像を中心に、敬虔なミャンマー人の姿も捉えながら仏教文化の深さを感じることができる映像をまとめました。

3.「総集編」(6分24秒)

 この2編を網羅して統合編集したものです。6分半のやや長い動画となっております。

4.「1分動画ダイジェスト版」(1分17秒・映像正味1分0秒)

 この2編の中から印象的なシーンを抜き出してスピード感のある1分動画にまとめたものです。












-------------TITLE: ミャンマー遠征撮影(第二回目)レポート DATE: 04/18/2017 -----

2017年1月の初回遠征撮影に続いて、3月末〜4月初旬に再びミャンマーに遠征撮影に出かけました。
今回は、2週間かけて車で2,550Kmを走破しましたので、通算4,550Kmを走破したことになります。



前回は.かつての繁栄を伺わせる大遺跡群と過去の火山活動によってもたらせれた奇岩とそこを聖地として建立された寺院など、ミャンマーの大地のスケール感を感じることができる「遺跡・奇岩編」と、ミャンマー人が昼夜を問わず祈りを捧げて来た目を見張る様な素晴らしい建造物や仏像を中心に、敬虔なミャンマー人の姿も捉えながら仏教文化の深さを感じることができる「パゴダ・大仏編」を撮影しました。

今回は、ミャンマーの海辺や河辺、湖畔に焦点をあてた「水辺のミャンマー編」を撮影しました。
乾いた広大なスケール感のある大地だけでなく、美しい海岸や国土を南北に貫く大河、豊かな湖をたたえるミャンマーのバラエティに富んだもうひとつの側面を捉えました。

ちょうど新月の週だったので、今回は星空撮影にも注力する予定でしたが、既に乾季は終わりに近づいており、空は霞がかかった状態でとても銀河が写し込める空ではなかったので撮影を断念しました。 日の出、日没も前回のようなスカッと晴れた明瞭度の高い映像は撮れず、多くの撮影で雲が出て来てボツとなりました。(泣)


道中の食事処で、定食?を。 これ全部で300円です。


コーヒーは砂糖+ミルク+インスタント・コーヒーの3つが入った「3 in 1」をお湯に入れるだけ。死ぬほど甘いです。 30円! 


食事処で、トイレを・・・・と聞くと、たいがい裏手の庭のこんな所です。 う〜んこれかなり厳しかったです。


ンガパリのビーチでの撮影風景です。




ココナツ・ジュースは最高です! 外国人観光客価格でふっかけられても100円です。


ンガパリはシーフード天国。 こんな贅沢も・・・


ミャンマーを南北に貫く大河、イラワジ川の日没です。 この車で旅をしました。  マンダレー近くのアマラプラの湖に掛かる木橋。


150年前に建築された木橋は雨季には完全に水没しますが、それでも人々は渡るそうです。 リコー・シータで360度タイムラプスも撮影しました。


アマラプラの湖で獲れたなまずのフライ。トイレットペーパーがナプキン代わりにテーブルに置かれているのも慣れました。
写真の少女たちはミングンの遺跡で撮影を始めたらいつのまにか取り巻きになってくれた地元の中・高生。


本当に可愛くて、いつの間にか機器の扱いを見て覚えて移動時などどんどんお手伝いをしてくれました。素晴らしいアシスタントです。


しまいには、リクエストに応じて映像に入ってくれました。 ひとつのシーンの間にゆっくりと一連の動きをこなしてくれました。 本当に可愛かったです。


インレー湖ではボート以外に交通手段がありませんが、船頭に細かい指示や依頼ができないので、英語のできる現地ガイドを頼みました。(後ろの男性)




インレー湖ではすべてが水上。 水上生活村は大変興味がありましたが、期待に違わずとても印象的な世界でした。
最初に訪れたのは漁師村です。


陸地はありません。 そのように見える所もすべて浮草の上です。 撮影した場所は、人工的に作った小さな陸地で、小学校のグラウンドです。
しかし大きさはテニスコート一面程度しかありません。


レストランも水上です。 この湖の代表的な魚、テラビアです。とても美味でした。


舟は農村を走ります。 すべて浮き草の上の畑です。どこまでも続く広大な農地です。




湖畔にあるインデインの遺跡でも撮影です。


左の写真のカメラのすぐ右に見えるのがインデインの遺跡。 右奥にはインレー湖が広がりますが、雨季が近く透明度が悪いので良く見えません。
右の写真の左にインレー湖が広がります。 日没直前にはクリアーに見えて来ました。


【撮影機材】
モーション装置:SKYPIX X3pt Pro-TS1500
カメラ:CANON 6D
レンズ:NIKON AF-S NIKKOR 14-24mm F2.8G ED、および24-120mm F4.0G ED
フィルター:NISI 150x150mmシリーズ ND1000、ND64、PL



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「ミャンマーの絶景」シリーズ

T. シリーズ1

 1. 「遺跡・奇岩編」(3分35秒)
 2. 「パゴダ・大仏編」(3分17秒)
 3. 「総集編」・・・「遺跡・奇岩編」と「パゴダ・大仏編」の統合版です(6分24秒)
 4. 「1分動画ダイジェスト版」・・・上記総集編の印象的なシーンを高速フラッシュさせた版です(正味1分00秒)

U. シリーズ2

  「水辺のミャンマー編」(2分26秒)

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----- -------- AUTHOR: skypixjapan TITLE: 熱く燃え尽きたパラオ遠征2週間! DATE: 12/13/2019

本日やっと帰国しました。

パラオで2週間撮影をしたあと、続けて2019年12月4日〜10日の間、3回目のミャンマー遠征に出かけ新しい試みに挑戦してきました。ミャンマーは既に2回合計4週間のロケでかなりの大作ができているのと、パラオでエネルギーを完全に使い果たしたので、たとえ違う場所でもわずか5日間タイムラプスを撮って どうなるものでもなかったからです。 最近ビデオにも手を染め始めましたが、人物スチル撮影に挑戦することにしました。ホテルの従業員に頼んで女の子を紹介してもらい、あちこち一緒に訪れながら一日わずか2万チャット(1,400円!)で応じてくれて、ちゃんとモデルプロパティも記入してサインも貰いましたので、形の上では商用利用可の本格対応です。

朝夕のチャウンター(ミャンマーで最も有名なビーチリゾ−ト)での撮影(基本的に顔はシルエットで撮りました)や、ピエ(ミャンマー最古の遺跡/BC6世紀があるパゴダや寺院沢山の地方の街)でそれぞれ2泊ずつ、走行は1,000Kmくらいでした。 ミャンマー自体は既に5,000Kmも走破し、色々知り尽くしているので、今回は実にのんびりと言い時間を過ごさせてもらいました。

これで、タイムラプスに加え、ビデオ、空撮ビデオ、水中撮影ビデオ、人物スチルと手法に幅ができて来たかもしれません。これからの作品作りは大きく変わっていくかもしれません。