4CX350 4パラ HF帯リニアアンプの製作(EK-1)

- 1974年製作 -

【このページの最終更新日:2011年7月30日】


当局が大学生時代(1974年頃)に初めて自作したリニアアンプです。 奇跡的に一発で動作し、その威力に度肝を抜かれました。
ノントラブルで実に見事に働き続けてくれましたが、残念な事に製作後10年以上を経た頃に、熱心なローカル局にほだされて手放してしまいました。

製作当時は14/21/28MHzのトライバンドでしたが、その後3.5〜28MHzのオールバンド機に改良しました。

パーツは、当時ヴェトナム戦争の米軍ジャンク品で賑わっていた東京立川市の杉原商会で入手した米軍ジャンク品ばかりで、すべてミル規格(軍規格)の信じられないほどのマージンを残した余裕ある高級パーツばかりです。
電源リレーには珍しい水銀リレーを使い、電源トランスはピッチ詰めの規格電流を流しても全くへこたれないす晴らしい性能でした。 真空管はDX-362と言う4CX350と同規格品で、もちろんアーミー色の缶詰に入っていました。

今から思うと二度と手に入らない貴重なパーツで身を固めた、しかも思い出自作品をわずかなお金で手放してしまった事が悔やまれてなりません(笑)。

回路図も製作過程の写真も残っていませんので、製作記事にはなりませんが、完成後の写真だけ掲載致します。




製作当時は、下の電源部は事務用ロッカーを使い、当時の憧れだったヘンリーやコリンズのリニアのスタイルを踏襲していましたが、すぐに本体と同じケース(アイデアルのUL-40)に無理矢理詰め込んで、コンパクト化をはかりました。




トランスはヒーター・トランスです。 電流を喰うので、本体側に収納しました。








入力回路はダミーで受けた電圧ドライブ方式で、僅かな入力(確か20〜30W程度だったと思います)でOKでした。




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