「普通」のモービル

■2009年(現在)■

【このページの最終更新日:2009年7月25日】

考えてみればセダン(乗用車)に乗るのはほとんど初めてで、やっと「普通のモービル局」になったと言う所です。  
HF帯3.5MHz〜28MHz+50MHzのオールバンド(50W) にQRVできるのが最大の特徴です。 144/430MHz(50W/35W) は連絡用およびEchoLinkアクセス用です。








メインのアンテナはほぼ3.5MHzにチューンしたセンターローディング・ホイップです。 大口径コイルと容量環で全長約3.0mのホイップを作製、牽引フックからスプリング基台に取付け地上高は3.2mに抑えてあります。(AH-4を使用して3.5〜28MHz用)
左のトランクリッド取付が 50MHz用で、COMET製HR-50 (50MHz用1/2λホイップ、全長2.13m Gain:2.15dBi)
右のトランクリッド取付が COMET製SB-7 (144/430MHz用 144MHz:6/8λCフェイズ 4.5dBiゲイン、430MHz:5/8λ3段ホイップ 7.2dBiゲイン、全長1.38m Gain:4.5/7.2dBi)




ICOM IC706MK2にアスタティックのクリスタル・マイクでトークパワー?を稼いでいます。 DAIWAのクロスメーター式SWR計CN-104は、メーター部だけを車内に取付け、検知部はバラしてトランクルーム内のリグの出力直後に接続してあります。 ATUを使ってチューニングを取るHFマルチバンド・モービルでは、SWR計を常時モニターするのは必須だと思います。(チューン状態の確認のみならず、走行中の振動や、外部障害物との接近でSWRが悪化したのをきっかけにATUが誤作動してチューンがずれるなどのトラブルもすぐにわかります) IC706MK2と連動してSWRメーターの照明がオンとなりますので、夜でも走行中にリアルタイムにマッチングと出力状態が監視できて大変に重宝しています。 ICOM IC-2720Dはハンドル奥にメーター直前に取付けたので、右マイクでの運用となっています。 ダッシュボードの右端はCWのマニピレーター(スペイン、ジャーベス・テレグラフィカ社製ミニパドル)です。 走行中も楽に操作できます。




この大口径コイルとキャパシティ・ハットの組み合わせでで3.5MHz〜28MHzまでAH-4の使用でSWRはほぼ1.0〜1.3に収まっています。 キャパシティ・ハットはステンレス線を半田付で作製しました。 コイル部分のアクリル・ケースは直径が15cm、高さが18cmあります。 マストはステンレス製で頑丈無比、かなり重たい物です。 コイルの上のエレメントは、根元径4mmのテーパー付エレメント1.4mを使用しています。


この大きさと重さのアンテナになると、スプリング基台だけで自立させるのは無理ですので、ステンレス・ワイヤーで引っ張っています。 途中にリングとフックでワイヤーをはずせるようにしてあります。(はずさないとトランクが開かないので)


50MHzのアンテナは基台のアース側をボンディングしています。 編線はトランクの内側のボディーに穴を開けてタッピングボルトでボディ・アースに落としています。これをやらないと、基台のネジ締め位では必ず接触不良を起こして突如SWRが急激に上がるなんて事が起きます。

 


IC706MK2、IC2720D、AH-4を24mmの板に取付けて、トランクルームに固定してあります。 アンテナ給電部のすぐ裏側となります。(左上が右後輪のタイヤハウス。右側が後方。)



AH-4の回り込みを排除する為に徹底した対策を行ってあります。 コントロ−ルケーブルも、多芯シールド線を使用しました。




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