画像通信 (Slow Scan TV)

【このページの最終更新日:2000年4月30日】

1. SSTVのお勧め

わずか数十秒でパソコン画面一杯のカラー画像を無線で伝送できるSSTVは、まさにアマチュア無線 のマルチメディア化の最先鋒です。 DX局とのラグチューも、これがあれば本当に話題は尽きず時 の経つのも忘れてしまいます。 昔と違って、今は簡単に、お金をかけずにSSTVを楽しむ事が可能 です。 まずお勧めしたいのが以下の2つのソフトです。


JV-FAX

パソコンで画像を取り込む仕組みがセットされてさえいれば(スキャナーとか、デジタルカメラと か、ビデオカメラ等)、ドイツのハム DK8JV局のフリーウエア「JVFAX」の他にわずか千数百円の部 品代だけで自作できるインターフェースを用意すれば全てOKです。 気象FAXの受信等あらゆるモ ードにも対応してある他、受信画像の自動ファイル取り込み機能なども搭載されています。 画面構 成も極めて精緻で素晴らしいソフトです。 DOSのソフトとあって動作は軽く、Windows95が絶対に 走らない様な昔のマシン(DOS/V機)でも問題なく使えます。(CPU486/20MHz/RAM 4MBでもOK!) 初めての方にもお勧めできるだけでなく、モニター専用機用にもお勧めのソフトです。


W95SSTV

Windows95パソコンでは、このソフトがお薦めです。 N7CXI、VE3EC局によるシェアウェアで、登 録には50ドルが必要ですが(BMPファイルだけの利用を我慢すれば登録無しで使う事もできますが) ペイント・ツールも付属しており、これだけで快適なQSOが楽しめます。何と言ってもWindows95 上のソフトですから、他アプリケーションとの連動が自由にできるので、これに優るものはありま せん。 接続に特にインターフェースは必要ありません。 パソコン内蔵のサウンドボードの AUX IN/OUTにリグのマイク/スピーカーをシールド線で接続するだけでOKです。

周波数は国内なら7.033MHz、DXなら14.230MHz(14.227と14.233MHzも使われています)で各局が交信 しています。 当局は、シャックにいる時は、一台の専用P/CでJVFAXを走らせ、常時 7.033MHzか 14.230MHzをワッチしています。時々チラチラ覗くだけでも、とても楽しいものです。 実際にQSO する時はメインのP/Cで、W95SSTVを使っています。 こうして置くと自分の送信画像のモニターが JV-FAXの方でできますので一石二鳥です。(Hi)


2. 各種SSTVソフト一覧

上記でお勧めした JVFAX と W95SSTV 以外にも素晴らしいソフトが色々公開されています。 

ソフト名 O/S インターフェース 情報/ダウンロード
ATFAX DOS Hamcomm方式/ViewportVGA atfax53.zip
ChromaPIX Win95 サウンドカード ChromaPIX's Page
EZ SSTV DOS Hamcomm方式 ezsstv.zip
FTV DOS サウンドカード ftv-demo.zip
GSH-PC(SAW Scan) DOS Hamcomm方式 gshpc12.zip
HiRes DOS Robot1200C又はクローン N9AMR's Page
HiRes 32 DOS 他のSSTVソフトと併用 N9AMR's Page
HiRes 70 DOS Tasco TSC-70 N9AMR's Page
HiScan DOS ViewPort VGA Hiscan's Page
JVFAX DOS Hamcomm方式 jvfax71.zip
MSCAN DOS Hamcomm方式 MSCAN's Page
Pasokon TV Classic DOS Original Interfaceboard ezsstv.zip
Pasokon TV Lite DOS Hammcom方式 ezsstv.zip
ProSkan DOS Hamcomm方式 proskans.zip
Robot Helper Win95 Robot1200C rh314.exe
ROY1 Win95 Original interface Demo
SSTV for Sound Blaster DOS Sound Blaster sstvbl.zip
VESTER DOS Hamcomm方式 vester_m.zip
VE3ESZ DOS MFJ-1278 ve3esz.zip
WinPixPro Win3.1/95 サウンドカード demo25.zip
W95SSTV Win/95 サウンドカード W95SSTV Page
WinSkan Win3.1/95 サウンドカード winskans.zip


3. インターフェース

パソコンと無線機器を接続する為の仲介機器で、ソフトによって色々なインターフェースが要求され ています。

サウンド・カード

これは最近のパソコンは最初から搭載しているケースがほとんどですから、特に費用がかからず便 利です。


オリジナル・インターフェース

独自の設計のインターフェース(ボード)を入手する必要があります。


市販のハード

費用がかかりますが、中には TASCO の TSC-70 の様にパソコンがなくても直接TVモニターに接続で きる、モービル運用などに便利な物もあります。

Hamcomm方式

かなり一般的に使われているインターフェースで、わずかな費用で簡単に自作できます。


自作簡易型インターフェース(費用:約1,200円。 ケースは名刺の箱がぴったり。) 簡易型のコンパレータですが、これで全く問題なく楽しめます。(JVFAX)



自作簡易型インターフェースの回路図



こちらは、Hamcommの標準インターフェースです。


4. 受信画像サンプル(JVFAX)







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