無線専用車第2号

■2002年■

【このページの最終更新日:2002年12月8日】

本格的に改造をした移動局第1号車は、何でもかんでもできるようにと欲張ったコンセプトでしたが この第2号車は、移動運用時に、固定局にひけをとらずに安定してHF帯でDX通信ができる事、そ してあくまでも車内からのスイッチ操作だけですぐに開局できる事をコンセプトとして作りました。


DX通信用の駐車時用HF帯SSB・CW・RTTY・SSTV (14〜28MHz)

  → 固定局用トライバンド・バーチカル(ミニマルチ製 HT3 14〜28MHz 耐入力3KW)
    トランシーバーはICOM IC-721 
    マイクはAstaticsクリスタル型ハンドマイク
    アンテナチューナー、プリアンプ、デジタルノッチフィルター、TNCなど付属機器多数あり


DX通信用の走行時用HF帯SSB (オールバンド)

  → 自作全長3.5mのロング・ホイップアンテナ(先端の地上高は4m)+ オートチューナー(AH-3)
    トランシーバーはICOM IC-721。 
    マイクはAstaticsクリスタル型ハンドマイク。


連絡通信用のUHF帯FM (144/430/1200MHz)

  → KENWOOD TM-942 + トライバンド・ホイップアンテナ





移動運用中の様子です。 仰角ローテーターで可倒式のバーチカルアンテナをワンタッチで立てる事 ができます。 
気楽に天気もいとわずオンエアが可能です。



バーチカルの給電点は地上高3.5mあり、エレメント先端は地上高6.5mです。
このバーチカルは14MHzはキャパシテイハットを使ったトップロードアンテナとして動作、エレメントも太い為、
各バンド共ほぼフルサイズと遜色なく動作します。地上高もとれているので信じられないくらい良く飛びます。


ちなみに、バンパーに取付けてあるホイップに切り替えると、相手の局は一様にその信号強度の差に 驚かれています。
 耐入力も3KWと言うのが精神衛生上、とてもいいです!(笑)


さて、室内です。 部屋を広くゆったりと使う為、シートは常時後ろ向きに回転させてあります。


食器一式、ガスコンロを備えていて、コーヒーや軽食なら用意できるようになっています。
両端に設置してあるのは、この車のもうひとつの目的である、移動天体観測のための望遠鏡。


イスは冷却CCDカメラなど観測機器のアクセサリーなどを入れる収納庫になっています。


各種周辺機器が並んでいます。 ローテター・コントローラーはそれぞれ水平・仰角ローテター用。
仰角ローテターでバーチカル・アンテナを垂直に立ち上げます。


アウトドアの景色を楽しみながら、インターフェアの心配もせずに悠々とラグチューするのは快感!


サンルーフを開ければ、アンテナの状態を確認可能です。


バーチカルをチルト・ダウンして「店じまい」をしたところです。


水平ローテーターと仰角ローテーターでバーチカルを制御しています。 水平ローテーターは基本的には使いません(笑)が、
いざとなればマストに水平系のアンテナを乗せ て回せること、ベースへの取り付けが頑丈に出きる事などから取付けています。


バーチカル・エレメントのサポーター。 ここにエレメントを乗せることにより、走行時にエレメン トはフラフラしなくなります。


通常はこの状態で走行します。




助手席の前に設置した走行時用のリグ(UHF帯・HF帯)


オートチューナーを使用していますので、DXに飛びにくい走行時は7MHz等で国内QSOをする事も可能で す。



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