アマチュア無線は、かつてあれだけ燃え狂っていた自分が信じられないほど、この10
年間ばかりは「天文」熱の上昇と共にトンとご無沙汰で、全くのQRT状態が続いており
ます。ふと雑誌を覗いたり、無線仲間にお会いして話を伺って見ると、世の中この10
年間で様変わり?ですね。天体観測の世界もそうですが、最近はインターネットとPC
を始めとするデジタル技術が歴史を大きく革新させていますね。
そんな風には私の心が揺さぶられることはなかったのですが、最近地元の飲み屋でお
会いしたJA0CAO長谷川OMと昔の真空管/AM時代の話に花を咲かせたのを機に、突如懐か
しさがふつふつとこみ上げて来て、あの懐かしのラインアップを復活させたい!との
思いにかられるようになってしまいました。
9R59+VFO-1+TX-88Aラインです。
あの受信機の横行きダイアルがなんともいい!
5球スーパーに毛が生えた程度のあのおおらかな世界がたまらん!
だいたい何局も一緒に聞こえるワイドな選択度(!)がいい!短波帯の信号は全てが
一緒でオーケストラだ!
QRHを補正しながら運用するVFO-1の、あの滑らかなつまみの感触!
ギアダイヤルでは味わえない、糸掛けダイアルの暖かなスムースさ!
クリスタルマイクに息を吹きかけながら話す度に、ジンジンとなる6BQ5PPの変調トラ
ンスの音!
やはりあのシーメンスキーでこそスタンバイと言う動作の重みが響く!
梨地仕上げの無骨なケースが「無線機」の原点を感じさせる!
なんたって、回路の全てがそらんじて描くことができ、部品のひとつひとつの働きを
肌で感じて徹底的に整備ができるのは、今の無線機とは隔世の感がある。自作で始ま
ったアマチュア無線ならではの原点ともいうべき世界!
考えてみると、SL(蒸気機関車)の魅力と共通するものがありますね。
世の中新幹線だリニアだと、最先端の列車とは性能は較べるものは何もないのに、S
Lがもつアナログの生々しさ、おおらかさ、リアルさが、今も人の心を掴んで離さな
い。 無線機の世界も同じだと感じました。
思い立つとやる事が早いのが私の長所でもあり短所でもあるのですが、この2週間ほど
の間にオークションですべてを入手しました。
9R59は明日到着する予定ですが、これは要修理です。
既に手元に届いているVFO-1はケースの塗装を始めましたが、安定に動作しています。
TX-88Aは週末到着になる予定です。
世の中のOM達で精魂込めて行っているレストア程まではできませんが、性格から言
って、入手した以上は徹底的に整備するんではないかと思っています(笑)
整いましたら、是非専用ページを設け、ご紹介したいと思っています。