南太平洋独特の男の飲料、カヴァ(Kava)

== ノン・アルコールだが酔って冷静になる鎮静効果 ==

【このページの最終更新日:2013年10月23日】


フィジーに来たら、このKavaを知らずして帰るのは余りにも残念な話です。
なにしろこのKavaと言う飲料は、世界中でこのフィジーとその近隣諸国(トンガ、サモアなど)がある一帯でしか飲まれていない極めて独特なもので、ここでは庶民が何よりも親しんでいるものだからです。

Kavaはコショウ科の灌木で、その根を砕いて粉末にしたものを布袋(Kava cloth)に入れて水の中で揉み出すと、まるで泥水の様な色の液体となります。 これが飲料としてのKavaです。

Kavaには一切アルコールは含まれていません。 ところが、Kavaを飲むと(最初は舌がちょっと麻痺した感じになります。 歯医者の麻酔みたいな感じ。)次第に酔ってきてふらふらとしたリラックス状態になります。
お酒を飲んだ時の酔い方は、興奮状態になるのですが、Kavaを飲んだ時のの酔い方は正反対で、落ち着いて鎮静した状態になって行きます。(医学的に鎮静効果が認められています)
もちろん、Kavaはドラッグではありません。 合法的な飲料です。

フィジー人達は昔からこのKavaを何よりも愛飲して来て、いまでも正式な儀式などではKavaの回し飲みは欠かせません。
一般家庭でも、夜になるとそれぞれの庭先でKavaパーティが始まります。 本当にフィジー人(特にインディアンではないフィジアン)はKavaが好きで、夜中の1時、2時になっても庭先で男数人でKavaを飲みながら話をしているのを見かけます。
お酒みたいに興奮しないので、歌って騒ぐことは決してありません。 むしろ冷静になって語り明かしている感じです。

Kavaを飲む女性もいますがあまり見かけません。 「男は黙ってkava!」って感じです。





Nadi Town市場のKava売り場です。 これがKavaの木の根です。




左の箱には、このKavaの根を砕いて粉末にしたものを売っています。 1Kgで25ドル(1,250円)ですので、現地の人にとってはとても貴重品です。
根の付け根の拡がった部分(1枚上の写真で白っぽく写っている部分)を除いた、純粋な根だけを粉末にしたものはWakaと呼ばれていて、味は格段に良くなり、酩酊力も強くなります。
Wakaは1Kgで35ドル(1,750円)しますので、高級品です。




これはViseisei村で撮った写真ですが、地元の人たちの多くは粉末になったものではなくてKavaの根を買ってきて、毎日必要な分だけを鉄の棒で突いて粉にします。
この方が圧倒的に新鮮な香りがして美味しいし、安くすむからです。
鉄棒は重く、器も鉄製なので、近所でドンドンと突くとかなりうるさいです。 30分近く辛抱強く突いています。




これを粉末にするのは本当に重労働です。




私もさっそくTanoa(Kavaを入れる為の伝統的な器です)を買い込みました。
大きさは様々で、大きなものは直径が1m以上あります。 これは小型のTtanoaです。 1~2人でKavaを楽しむのは調度良い大きさです。
ココナツの殻で作ったカップを浮かして、これでまず良くかき混ぜてからすくって飲みます。 必ずココナツの殻を使います。




お気に入りの自宅のバルコニーがKavaを飲むときの定位置です。




Kavaを飲みながら瞑想にふけったり? じっくりと物事を考えるのには最高の飲料です。




これはインド人の知り合い宅で、Diwali(ヒンズー教の正月)に呼ばれた時の写真です。 皆で車座になって、Kavaを回し飲みして楽しみます。
このTanoaはなかなか立派なものですね。




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