中国への架け橋の由来
【このページの最終更新日:2007年8月12日】
1. 自分に敬意を払うこと、中国に敬意を払うこと
私に学びを与えてくれた国々の遍歴は、アメリカ → スペイン → タイ → 韓国 → フィリッピンと辿って来ました。
その過程の要約は「フィリッピンへの架け橋フォーラム」の
「フィリッピンへの架け橋の由来」ページにまとめてあります。
その遍歴を一口でまとめると:
1. 若き時代に、価値観・世界観を築かせてくれ、その後の基盤を成してくれたアメリカ
2. ルールに縛られた「自由」の国アメリカから、人間が自然に生きる情熱の国スペイン
3. 限りなく素朴で純粋な東洋のスペイン、タイ
4. 日本のルーツ、韓国
5. 見えてきた終着駅、素朴で純粋で底抜けに明るいフィリッピン
このような流れの中で、私も人生の第一ステップを終え、30年間勤めた都市銀行を定年退職しました。
私の人生の前半は、いわば探求と模索の連続でありました。
これからの後半こそが、私が私たる真価を問われるステップであると、気持ちを引き締めているところです。
人生の前半戦で、多くの出逢いがありましたが、大きく分けると自分が惹かれる世界(価値観を充足してくれる世界)との出逢いと、
自分自身のルーツの世界との出逢いでした。
私が惹かれるのは、やはり陽が明るく暑いラテンの世界です。(スペインだけでなくタイ、フィリッピン等アジアにもある)
しかし、これから人生の後半戦を生きるにあたり、今は片方で「隣人を知り、隣人と仲良くする事が、自分の存在に敬意を持ち、
自分自身を大切にする事であり、これからを真に自分らしく生きること」だと強く感じています。
韓国では、正に日本のルーツを見出しましたが、その韓国自身のルーツは中国にあります。韓国を知れば
知るほど、特に歴史を深く紐解くと、中国との深いつながりを知ることができます。
ですから日本人である私のルーツは、中国にある訳です。幸いにも今では中国にはたくさんの友人が
います。これからは彼らとの交流を通し、お互いにたくさんの事を学び合いたいと思っています。
中国−韓国−日本の3つの国は言語学的にも世界で3つだけの漢字言語の国です。文化も言語もすべて西からこの流れで伝わり、
韓国、日本で独自の発展を遂げ、その3つの特徴を比較すると誠に興味深いものがあります。
しかし、一番仲良くしていなければいけない、親族同士のようなこれらの国と日本の間には、過去の歴史がいまだに暗い影を
落としています。
2. 塗り替えて行かなければならない歴史
私の親しい中国人の友人は、吉林省長春市の出身ですが、数年前に一緒に長春市を訪問した時、恥ずかしいお話しですがそこが
日中の暗い過去の歴史の舞台の中枢であった(満州国の首府)事すら知らずに訪れ、博物館で日本に対する憎しみが溢れた展示物
を次々に見た時は本当にショックを感じました。
日本に滞在している中国人の多くは、現在の日本と日本人がどのように中国と中国人を考えているかを正しく知っているので、
概して日本人に対して好意的に接しています。しかし、ひとたび中国に行くと、そこにいる人達の考え方は様々で、趨勢は反日的と
言っていいと思います。
私には、そこがもどかしくてならないのです。 大きな誤解と認識違いがあって、必要以上に反日感情が醸成され鼓舞されている
ような気がしてなりません。
このフォーラムに、まず「中国国歌(MIDI/MP3)」のページを作成しましたが、ご覧になってみて下さい。
大変勇ましく聴こえる国歌ですが、その歌詞とそれが出来た歴史的背景を知ると、いまだに横たわる日中関係の障壁
の大きさと、その根の深さを感じさせられます。
この歌は「抗日運動」の義勇軍の「日本帝国の奴隷になるな!立ち上がれ!立ち向かえ!」と言う内容の行進曲だったのです。
「日本人くたばれ!」とも聴こえます。(そう思っている中国人がたくさんいる事も事実です)
この歌は1935年に作られましたが、未だに国歌として愛謡されているのは、「あの屈辱を忘れるな!我々は子孫にわたり絶対に忘れない!」と言う中国国民の自尊心以上に、
政策的な民族意識高揚の目的があるのではないかと思います。
私はこの雄大な国歌が、このような中国国民の雄叫びであると言う事を知ってから、オリンピックや競技会などで演奏される中国国歌
を聴く度に複雑な思いに駆られています。
【私の思い】
1.今の日本の世論の趨勢は、過去の中国侵略・支配を否定し、過ちであったと反省している。
2.特に戦後生まれの若い世代は、そのような過去があったことを知り驚き、非常に残念に思っている。
3.日本国民自体も「日本帝国主義」の犠牲者であった。(誰もがそのように教育され信じさせられ、自ら特攻隊として命を断って行った)
4.今の日本人の多くは、隣人である中国人に好意を持ち、と親しく仲良くして行きたいと願っている。
5.ただ、いまだに中国国民の多くが日本に対する敵視感を捨てておらず(またはそのように教育され)、色々な機会に
それが見える事が、一部の日本人の中に中国に対する意味の無い新たな反感を産んでしまっているのは誠に残念なことだと思っている。
6.歴史は歴史によってしか塗り変わって行かない。これから長い時間をかけても、日中国民の一人一人が小さな暖かい交流と信頼を
積み重ねて行く事が、何よりも大切なことであると信じている。
私は、日本のルーツの本源である中国に、敬意を表し、暖かい絆を取り返し、育てて行く事を、今の日本人の一人としての
使命と感じ、ここに「中国への架け橋」フォーラムを設置する事に致しました。
いずれはMAFNETの全てのフォーラムに中国語バージョンを加え、MAFNET自体を5ヶ国語対応として行くつもりです。 ご賛同を頂ける
皆さんの応援をよろしくお願い致します。
2007年8月13日 記

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