しし座流星群 (1999年11月18日)

【このページの最終更新日:1999年11月28日】

1.期待されている日本での観測

昨年は母彗星であるテンペル・タットル彗星の33年振りの回帰の直後と  あって、日本での大流星雨が期待されましたが、予想より18時間も早く出現した為日本では一時  間あたり50個程度の流星出現しか観測されず、多くの天文フアンをがっかりさせました。  結局地元の方々ですらまったく心の準備ができていなかった前日のヨーロッパでの出現となった  わけです。

今年の予想は日本時間の午前中から正午にかけてであり、日本からは観  測ができない事になりますが、何分にも正確に予想することのできない宇宙空間の彗星の残した  塵の分布状況んもことですから、18日の夜明け前の日本で観測される可能性は十分にあります。  昨年の苦渋の経験もあり、にわかに期待が高まっているところです。 また、母彗星が軌道上に  残した塵の分布もまだ十分に濃いと推測され、場合によっては一時間あたり数百個から千個程度  の流星雨が出現するのではとの予想もあるようです。


2.11/17〜18 観測レポート

待ちに待った11月17日、昨年とうって変わって日本列島はほとんど悪天候となりました。 17日の昼間までの超快晴がうそのように掻き曇り、関東地方の一部では雨さえ降るありさまでし  た。 なんと皮肉にも夜明けと共に天気は回復、明けた18日は再び秋の快晴となってしまいまし  た。 こんな偶然ってあって良いものなのでしょうか!!

 17日の夜になってインータネットで天気情報を集めた所、関東近辺では群馬県が晴れるらしい事  がわかった為、急遽関越高速道路に乗り、群馬県を目指して北上しました。 北上するにつれ雲  は薄くなり、群馬県伊香保のあたりでは上弦の月が雲間からきれいない姿をあらわす様になりま  したので、観測地を群馬県赤城山山頂に決定し、赤城インターで高速をおりて、標高1450mの赤  城山を一気に登りました。 マイナス3度の気温に震えながらも新たに整えた観測機器をならべ  天気の回復を待つことにしました。

 結果は惨めでした。明け方の3時には朝霧が降り始め、機器の撤去を余儀なくされたのです。  あとでわかったのですが、私の自宅の飯能ではこのころ雨が降っておりました。 観測機器をな  らべてホット・ウイスキーをすすりながら空を仰げただけでも幸せだったと言う事でしょうか!


星座・流星の銀塩写真撮影用に用意したシステム


8cm屈折(f:670mm)とVIXENのオートガイダーAGA-1で構成したオートガイド赤道儀 60X70mm版のカメラ(PENTAX 67)用に使用。


35mm版カメラ用ポータブル自動赤道儀。


左が普通の35mm版カメラ。 右が60X70mm版のカメラ。


3.流星群の出現その後

日本全国で天気が悪く、観測できたところは限られていた様子です。観測できたところでも  昨年の一時間あたり50個程度を大きく下回る一時間あたり20個程度の出現だった様子です。

下のグラフは、海外のしし座流星群専門サイト(http://www.leonidstorm.com/index.shtml)  での速報です。 日本時間18日午前11時前後にかけピークが出ている様子です。





検索エンジン等 から直接このページをヒットされた場合は Top PageよりアクセスするとMAFNETの全てのペ ージがご覧になれます