No.307: アメリカにも「原チャリ」はあるじゃないですか/アメリカ最南端フロリダ州キーウェストでは当たり前の存在

発信者:SFO 日付:2011/06/30(木)00:34 [143.net182021031.t-com.ne.jp] 削除
なーんだ、アメリカにも原チャリはあるじゃないですか。6月22日(水)放送の、NHK番組「世界ふれあい
街歩き」のキーウェスト編を見てたらフロリダ州キー諸島キーウェストの目抜き通り、夜のデュアル・ストリー
トには、どこの国製かは分からないけど、原チャリが通りに沿ってずらっと並んで止めてありました。    
                                                  
また掲載の写真に見られる様に、キーウェストの「SLOPPY JOE'S BAR  」の前をノーヘルの女性が原チャリ(ら
しき)バイクに跨(またが)って颯爽(さっそう)と走ってる写真をウェブで見付けました。        
                                                  
写真の「SLOPPY JOE'S BAR  」のホーム・ページ/http://www.sloppyjoes.com              
                                                  
最初、番組の途中の頃に、サンドイッチ・ショップの「5BROTHERS−GROCERY an dSANDWICH SHOP−」
(http://5brothersgrocery.tripod.com/)の店の前に、座席の後ろに青いコンテナを付けたオレンジ色の原チ
ャリが置いてあって、「おやっ」と思ったのです。(「5BROTHERS」の前の原チャリのNHKの映像を
掲載出来たら良かったのですが、TV画面はコピペ出来ません) 
                                                                                                   
サウサードSt.とグリンネルSt.の交差点角にある「5BROTHERS」/
http://www.wikimapia.org/#lat=24.5583683&lon=-81.7962545&z=21&l=7&m=h&o=181.806062&z=20&l=7&m=h&o=1
                                                  
この「5BROTHERS」から出て来たサングラスで長身の年配の男性は、カメラに向かって手に持ったカッ
プを掲げて「乾杯」と言い、「(この飲み物は)カフェ・コン・レチェだよ。キューバのものさ」味について
は、「濃くて香りがいいんだよ」と言います。                             
                                                  
この男性は「5BROTHERS」については、「ここは『5兄弟』って店さ。キューバ人がオーナーでね。彼
らは60年代にキューバから渡って来たんだが、とっても良い人たちでね。コーヒーもサンドイッチもうまい。
この街で一番の店さ」と話しました。                                 
                                                  
夜のデュアルSt.には中型・大型バイクキーと混ざって、映像を見る限り7台の原チャリが写ってましたし、
通りを走ってる姿も写ってました。                                  
                                                  
一昨年2009年10月28日付けの私の投稿「No.49: アメリカで原チャリに乗れたら良いのに・・・」で、
「原チャリは米政府が交通法規を含めて乗り物としての規格を定めないと販売自体(輸入も)出来ない事は分かり
ますが、アジア諸国の、あのノーヘル二人乗りの(日本人的見方では)無政府状態の原チャリ天国を見るにつけア
メリカの現状は不可解です。」と書きましたが、アメリカでも原チャリが走ってる州があるなんて初めて知りま
した。おそらくは、州によって原チャリへの対応は違っているのでしょうが。               
                                    
余談ですが、グーグルのストリートビューでもこの店の前に立つことが出来ましたが、ストリートビューの表示
方法が変わりましたね。以前は道上にカメラ型のアイコンがずらっと並んでいて、そのどれかを選んでクリック
して表示してましたが、今はカメラのアイコンは無くなり、地図をズームアップしていくと自動的にストリート
ビューに切り替わって、その通りから見える映像を表示します。                     
             
私はいつも思うんですが、グーグルアースでは、この「5BROTHERS」を含めて風景や建物等の色んな綺
麗な映像を見ることが出来るんですが、残念ながら、コピペは出来ないんですよ。ここに収められたこれらの美
しい映像をコピペ出来たら良いのに、と思うんですが。                         





No.298: NYのイエローキャブが全車日産NV200バネットに/日本にはどれ程の利益があるのかと考えてしまい不安になります

発信者:SFO 日付:2011/05/22(日)05:20 [145.net182021035.t-com.ne.jp] 削除
ニューヨークのイエローキャブに日本車(日産「NV200バネット」)が採用されるとは本当に喜ばしいこと
です。ですが、私は日本で「バネット」の実物は見てませんが、枝分かれする前のモデルの日本では見なれた「
セレナ」がNYの街に溢れる姿を想像するに、NY初見参の日本人観光客に戸惑いが生じないか心配です。 
                                                  
せっかく訪ねた異国の地には、見なれた日本車が溢れかえっていたなんてね。私が一昨年アメリカ西海岸を旅行
した時にはトヨタのHV「プリウス」なんかが街頭で目立ってましたが、違和感は感じませんでした。むしろ誇
らしく感じたものです。                                       
                                                  
ですがNY名物のイエローキャブが、日本で見なれた車種に変身となると、日本人旅行者としては極端な話、気
持的に日本からはるばる10時間以上飛行機に乗ってやって来た地は、「やっぱり日本だった」なんてことにな
ってしまわないかと、余計な心配をしてしまいます。                          
                                                  
それはともかく私が思うに、このイエローキャブ版NV200バネットの良い所は、@装備する2リッター4気
筒エンジンの低燃費・低排ガス性能で、トータルでNYの環境負荷を下げられること。A両面自動スライドドア
で、乗降が容易になる。車高(しゃこう)高に配慮した補助ステップと手すりも装備して乗り降りが安心。スラ
イドドアは張り出しが最小で、NYの様な混雑した街路では、ヒンジドアの開閉に比べて安全性が高い。B後部
に背高の荷物室があって観音開きのドアが付いてるので、特に荷物の多い旅行者は助かる。C天井にはシェード
付きのパノラミックルーフがあって、NYの摩天楼観光には最適であり、私は個人的にはこの点に一番魅力を感
じます。                                              
                                                  
面白いのはイエローキャブの車種選定は、NY市が音頭を取って進めるんですね。発表はNY市庁舎で、マイケ
ル・ブルームバーグNY市長と、日産副社長でもある、日産アメリカズのカルロス・タバレス会長との共同会見
の形で行われたということです。                                   
                                                  
2013年後半から導入が始まり、1万3000台全車がNV200バネットになり、10年間使用されるそう
です。だったら、今街を走ってるイエローキャブは一車種だけなのかというとそうではなく、何と9社16車種
もあるそうなんで驚きです。その中には日本車もあり、トヨタはレクサス・カムリ・プリウス等5車種、日産は
1車種アルティマが入ってます。ということは、NY市は、ここは思い切ってイエローキャブを一車種に纏め上
げるイニシアティブを発揮しようとしてるということでしょう。                     
                                                  
受注したNV200バネットはメキシコの日産工場で生産されるということのようですが、こうなると、多少の
重要部品は日本で生産されるにしても、組み立てはメキシコの工場で雇用はメキシコ人、輸出はメキシコ車とし
てメキシコの統計に載り、アメリカが輸入して同じくアメリカの統計に載るけれども、販売利益は「日産アメリ
カズ」というアメリカの会社のもので、それでは、一体日本にはどれ程の利益があるのかと考えてしまい不安に
なります。                                             
                                                  
この話を知って私が連想するのは、米空軍の空中給油機の受注を巡って闘われた、ボーイングとEADS(エア
バス)の受注合戦です。結局最終的にKC-46(B767の改造機)として179機を総額350億ドルでボ
ーイングが勝ち取りましたが、この新給油機を巡る駆け引きでは、米国防総省の発表が、2003年B767→
2008年A330→2011年B767と、揺れ動いた経過があります。                
                                                  
2008年のA330の採用決定は、ノースロップ・グラマンと組んだEADSの巻き返しがあったからでしょ
うが、結局最終的にボーイングが再度巻き返して契約を奪い返しました。日産のイエローキャブの受注総額は1
0億ドルと言われてて、KC-46の350億ドルの35分の1で、比べるべくもないですが、ひょっとしてビ
ック3が巻き返しに出て契約がひっくり返された、なんてことが無い事を、飛行機ファンとしては祈りたいとこ
ろです。





No.281: ウィスコンシン州知事が公務員労組と対立/そのミルウオーキーには大型バイクメーカーのハーレー・ダビットソンの本社がありました

発信者:SFO 日付:2011/03/09(水)10:48 [114.net182021017.t-com.ne.jp] 削除
アメリカ・ウィスコンシン州ミルウオーキーの大型バイクメーカーのハーレー・ダビットソン(本社)に就いて
触れようと思ったら、ウィスコンシン州の財政赤字削減策のニュースで、知事が提案した削減法案には公務員の
報酬削減だけでなく「団体交渉権(Collective Bargaining)の大幅削減」が盛り込まれていて、これに反対す
る公務員が反発して州議会の議事堂を占拠するなど、州知事と対立しているニュースが報じられて、アメリカの
州の中では目立たない存在のウィスコンシン州がクローズアップされてるようです。            
                                                  
法案を持ちだしたのは、大幅な財政赤字の削減に取り組む公約を掲げて、昨年11月の中間選挙で当選した共和
党のスコット・ウオーカー知事で、「私たちの財政は破たんしています。お金がないのだから交渉の余地はあり
ません。」としてますが、公務員の労働組合は、民主党の支持基盤の労働組合の弱体化がねらいと批判してると
いうことです。                                           
                                                  
私は、州政府が財政赤字削減策を打ち出すのは当然としても、そもそも報じられてる「団体交渉権の大幅削減」
の様な、基本的な権利に対する制限の問題は、一行政長ないし行政機関によって判断し得る様な問題でないし、
州の法案に盛り込める様な次元のものでもないと思います。                       
                                                  
NHKワシントン支局の泉谷圭保記者(女性)は、この問題のリポートの中で、「今回の法案に政治的な意図が
あるとの見方は当初からありました。事実ウオーカー知事は財政再建にあたって、この法案の中で公務員を狙い
撃ちにしています。公務員の労働組合はアメリカで中間層の代表であり、民主党ひいてはオバマ大統領の強力な
支持基盤です。」                                          
                                                  
「この為公務員や労働組合側は、ウオーカー知事が財政赤字を政治的に利用して民主党の支持基盤の弱体化を狙
っていると受け止め、強く反発する下地になったと見られています。」と、対立の背景には民主・共和両党の争
いがあるとの見方に触れてます。私は、単に報酬を減らすというだけでなく、権利も奪おうというこのやり方は
、大きな反発を呼ぶのは当然だと思います。                              
                                                  
さてハーレー・ダビットソンの本社ですが、日本でもよく名前の知られたこのバイクの製造本社が、ウィスコン
シン州ミルウオーキーにあったなんて知ったのはつい最近です。この本社の建物には、ミネソタ州のミネアポリ
スで見られた、あのスカイウェーが2つの建物の最上階を結んでるのが見えていて興味深いです。      
                                                  
ミルウオーキーのハーレーダビットソン本社/                             
http://www.wikimapia.org/#lat=43.0460952&lon=-87.9605931&z=18&l=7&m=h&o=1
                                                                                                  
「105th アニバーサリー USツアー X」/http://www.youtube.com/watch?v=4jp3wtn4KMQ    
      
私もバイクが好きで中型免許(400cc迄乗車可)は持っており、昔は250ccのバイクに乗ってたんですが、
今は手放して現在乗ってるのは原付だけですが、バイクの楽しさは知ってるつもりです。ただハーレーの様な大
型のバイクは、取り回しが大変そうですし、それなりにお金が掛りそうなので所有したいとは思いませんが、あ
れに乗ってアメリカのフリーウェーを疾駆する、映画の様なシーンを想像するだけで爽快な気分になりますね。
(掲載の写真はハーレーダビッドソンミュージアムの屋外に展示されてる像です)             
                                                 
ハーレーダビッドソンミュージアムの場所です(完成前のようです)/     
http://www.wikimapia.org/#lat=43.0313804&lon=-87.9162347&z=17&l=7&m=h&o=1                   
                                                    
ハーレーダビッドソンミュージアムのホームページです/                         
http://www.harley-davidson.com/wcm/Content/Pages/HD_Museum/LTL/LTL_overview.jsp?
HDCWPSession=T3xyL8fRShJ7DhCJvk31NR3cg8Q70s3WNNhzf4cNvRMn1kCCXSny!994444386!1577198100&locale=en_US
                                                  
余計なことですが、私はミルウオーキーというと、どうしても昔聴いた「ミューヘン・サッポロ・ミルウオーキ
ー・・・合言葉♪」というビール会社のコマーシャルソングのあのフレーズが脳裏に蘇(よみがえ)ってきて、
私たちの生活が、いかにTVコマーシャルに支配されてるかの現状を、思い知らされるのです。





No.280: 美しいアメリカ・イエローストン国立公園/この地下には大災害をもたらす破局噴火(=スーパーボルケーノ)が潜んでます

発信者:SFO 日付:2011/03/04(金)12:37 [171.net112138019.t-com.ne.jp] 削除
下の写真はアメリカ・イエローストン国立公園を写したもので、一見のどかでどこか気持ちの落ち着く、何かま
だ人類が地上に現れていなかった頃を思わせる様な風景ですよね。(この写真の撮影位置をwikimapiaとグーグ
ル5で捜し当てることが出来ました。この位置を拡大して見ると、道路脇にあるパーキングの膨らみが分かりま
す。)                                               
                                                  
この写真の撮影位置はここです/                 
http://www.wikimapia.org/#lat=44.6682866&lon=-110.4699755&z=15&l=7&m=h&o=1             
                                                  
更にもっと上からこの位置を見ると/                              
http://www.wikimapia.org/#lat=44.668897&lon=-110.4706192&z=12&l=7&m=h&o=1             
                                                  
実は驚いたことに、ここは火山の活動で出来たカルデラの風景なんですね。そう言えばもっと小規模でしょうが
阿蘇山にも似た風景がありましたよね。                          
                                                
wikipediaの「阿蘇山」/http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%98%BF%E8%98%87%E5%B1%B1          
                                                  
イエローストンと阿蘇山の両風景は、同じく火山噴火で出来た地形なんですね。但し「イエローストン・カルデ
ラ」は、55 kmと72 kmのスケールなので、「阿蘇・カルデラ」の東西約18km・南北約25kmと比べると、約3倍も
あるということです。                                        
                                               
wikipediaの「Yellowstone Caldera(英文)」/
http://en.wikipedia.org/wiki/Yellowstone_Caldera                          
                                                 
wikipediaの記述では、「(阿蘇山の)9万年前の巨大カルデラ噴火による噴出物は600km3(ほぼ富士山の山
体全部の大きさ)以上に達し、火砕流は九州の半分を覆ったと推定されている。」と、噴火の規模を紹介してま
す。                                                
                                                  
同じくwikipediaの「破局噴火(=スーパーボルケーノ)」では、「イエローストン・カルデラ」について、次
の様に記述してますが、長くなりますが大事なので引用します。                     
                                                  
「アメリカ合衆国のイエローストーン国立公園には、公園の面積に匹敵する(8,980km2)超巨大なマグマ溜
まりが存在することが確認されている。約220万年前、約130万年前、約64万年前の計3回破局噴火を起
こしており、現在貯留している9,000km2(例えば100km×90kmの様な/SFO記)のマグマ溜まりが噴出
した際には、人類の存亡の危機となることが予想されている。」                     
     
「約64万年前の比較的小さな噴火でも、ワシントン州セント・ヘレンズ山の1980年の噴火の1,000倍
の規模である。そして噴火の周期は約60万年であり、既に最後の噴火から64万年経過している。」    
                                                  
「イエローストーン公園では地震が活発化しており、21世紀初頭の10年間で公園全体が10cm以上隆起し、
池が干上がったり、噴気が活発化するなど危険な兆候が観察され、新たに立ち入り禁止区域を設置したり、観測
機器を増設したりしている。」                                    
                                                  
「アメリカ地方紙デンバーポストは、米国地質監査局のリーズ地質科学者が、イエローストーン公園内の湖の底
で高さ30m以上、直径600m以上の巨大な隆起を発見したと伝えている」                
                                                  
「イギリスの科学者によるシミュレーションでは、もしイエローストーン国立公園の破局噴火が起きた場合、
3 - 4日内に大量の火山灰がヨーロッパ大陸に着き、米国の75%の土地の環境が変わり、火山から半径1,0
00km以内に住む90%の人が火山灰で窒息死し、地球の年平均気温は10度下がり、その寒冷気候は6年から
10年間続くとされている。」                                    
                                                  
イエローストンから1,000km以内の範囲/
http://www.wikimapia.org/#lat=44.8091217&lon=-110.6982422&z=5&l=7&m=h&o=1             
                                                  
表示の地図の南北がそれぞれ約1,000kmの幅で(合計約2,000km)、西は太平洋に接する海岸まで、東は
サウスダコタ州にある「スーフォールズ」と書いてあるあたりが約1,000kmです。ここが、「90%の人が火
山灰で窒息死」するとされてる範囲です。                               
                                                  
含まれる州は、ワシントン・オレゴン・カリフォルニア・ネバダ・アイダホ・モンタナ・ワイオミング・コロラ
ド・ユタ・アリゾナ・ニューメキシコ・カンザス・ネブラスカ・サウスダコタ・ノースダコタの15州、カナダ
ではブリティッシュコロンビア・アルバータ・サスカチュワン・マニトバの4州の南部がこの範囲に入ります。
                                                  
今まさに盛んに活動を続けてる九州の新燃岳(しんもえだけ)のマグマ蓄積量は、東京ドーム6杯弱分の約70
0万立方メートルと見積もられてますが、イエローストンのマグマ蓄積量は1,000km3ですから、メートルに
換算すると1兆立方メートルとなり、新燃岳の14万倍の規模です。                   
                                                  
イエローストーンで、過去にこの破局噴火(=スーパーボルケーノ)が起きた間隔は60〜90万年ですから、
そのサイクルから言うと、既に危険期に入ってる訳ですから、いつ発生してもおかしくないと言えます。史上、
人類はこの様な大規模な災害を経験したことはありませんが、想定では人類滅亡があり得るとされるこの様な事
態が生じれば、ただもう、なすすべ無しと諦めるしかないのでしょうか。                 
                                                  
ナショナルジオグラフィック ニュース「米イエローストーンで地面が急激に隆起」/
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20110120002&expand#title




No.278: ラスベガス・ヒルトンで行われたバリー・マニロウ・ショーをNHKが放送/かつての宿泊の経験がより素晴らしいものに

発信者:SFO 日付:2011/02/20(日)13:35 [171.net112138019.t-com.ne.jp] 削除
今から約5年前の2005年12月12日に、ラスベガスのヒルトンホテル(LVH)で行われたバリーマニロ
ウ(Barry Manilow)の「MANILOW Music & Passion」と題してのショーが、今月(2月)15日にNHK・BS
で放送されました。                                         
                                                  
私は一昨年(2009年)9月21日から、このラスベガス・ヒルトンに2泊したんですが、このショーの放送
を見て、自分が泊まったホテルでこんなに素晴らしいショーが行われていたことに感動したんです。     
                                                  
ラスベガス・ヒルトン/http://www.wikimapia.org/#lat=36.1361071&lon=-115.1512563&z=17&l=7&m=h&o=1  
                                                  
この「Music & Passion」は、2005年2月23日にここラスベガスヒルトンで始まり、2009年 12月3
0日をもって終了したという、5年近く続いたロングラン公演で、私が泊まった日を含む期間行われてたのです
が、あいにく私が泊まったその2日間はショーが行われる日に当たっておらず、残念ながら観ることは出来なか
ったんですが、このNHKの放送で観れて、十分楽しませて貰いました。                 
                                                  
バリー・マニロウの「マンディ」/http://www.youtube.com/watch?v=AM7SQzq3yHQ&feature=related     
     
バリー・マニロウはアメリカ音楽界屈指のスーパースターだそうなんですが、日本では人気や知名度は今一(い
まいち)ですね。以前にも紹介した、ネットの「ラスベガス大全」によれば、「(アメリカでは)中高年層から
の支持は絶大」だそうで、今現在も同じラスベガスのパリスホテルで、昨年3月からの2年間のロングラン公演
を続けてる様です。                                         
                                                  
LVHは、1969年開業のラスベガスでは伝統あるホテルとされてますが、「大全」には「ラスベガスヒルト
ンといえば、ロケーション的にも話題的にも最近はすっかり目立たない存在になってきており、発展著しいスト
リップ地区の "本流" からはやや取り残されてしまった感が否めない。」(2005年3月2日号)と書かれてしまう位
の、日本人観光客には人気の乏しいホテルではあるのですが、2005年2月23日に始まったこのショーは、
LVHの集客と人気回復に大きく貢献したものと思われます。                      
                                                  
マニロウの評価について「大全」は、「単なるシンガーと違い、作曲からプロデュースまでをひとりで全部こな
してしまう多才な彼らしい・・・。事実マニロウを見ていると、何をやらせても本当に器用で、またそれがさま
になっているところがすばらしい」と、高評価です。                          
                                                
番組のマニロウのショーはなかなか人気があるようで、お客さんは拍手や時折のスタンディングオベーションで
熱演に応えてましたが、このショーの舞台でマニロウは次の様に話しました。「今夜は特別な夜なんだ。・・・
なんで特別な夜かって言うと、このショーがちょうど100回目なんだ。ここ(LVH)でこんなに長くやれる
なんて、思ってなかった」                                      
                                                  
この頃彼は、62歳という年齢のこともあったんでしょうが、移動しながら行うコンサートツアーからは引退し
ていて、LVHを常駐のステージに選んでショーを続けてたんですね。公演のスケジュールを見ると、催される
のは各週の水〜土の4日間で、土曜日だけ日に2回の公演を行い、初月の2月は不明ですが、3・4月は10
日、5・8月は8日、6・7月は4日と、かなりゆったりした日程だったんです。3〜8月の半年で44日55
公演です(2月は含まず)。                                     
                                                  
マニロウのこのショーは観客と一体になったとても良い雰囲気のショーで、中高年のファンが多いと言ってもT
Vで映される観客の姿を見ると、30歳代位の若い男女も多く見受けられて、観客の乗り乗りの姿とステージの
マニロウの姿とが、映像としてうまく組み合わされていて、TVで観てるだけで引き込まれてしまいます。  
                                                  
演出も凝っていてマニロウが20歳代と思われる頃(まるで貴公子然とした若々しくハンサムな面立ち)のショ
ーでのシーンをスクリーンに映し出し、そのスクリーン上の若い時のマニロウの歌に?げて舞台のマニロウが歌
ったのが、とても効果的だったのと、子供の頃に故郷ニューヨークで祖父に「25セントで声を録音できる」お
店に連れて行って貰って、孫に「(さあ)歌って!」と催促する録音された祖父の声を流すといった細かい演出
で、観客をマニロウの人生に引きこむ等飽きさせない演出が光ってました。                
                                                  
マニロウは、音楽の世界では一流とされるジュリアード音楽院を出てる位で、ピアニストとして、弾き語りも得
意です。ラスベガス・ヒルトンは、1960〜70年代には、かつて「ザ・キング」と言われたエルビス・プレ
スリーが長期公演を行っていたことで世界的に知られており、現在もエルヴィスの銅像が置かれていることは有
名です。                                              
                                                  
私は、バリー・マニロウもエルビス・プレスリーも、とても気に入ってます。彼らが共に長期公演したホテルと
いう事で、私のラスベガス・ヒルトンの滞在は忘れられない思い出となってます。             
                                                  
ラスベガスと言えば、かつてJALが成田発のラスベガス直行便(週3往復)をB747で飛ばしてたんです
ね。今ではとても考えられないことですが、おそらく沢山の日本人がこの便を利用したんでしょう。ラスベガス
直行便は、2006年9月で撤退してしまいましたが、昨日と今日はそのJALの国内線B747−400D
(ジャンボ)の「退役記念ツアー」が行われた様で、TVで盛んに報道されて、残念な思いにさせられました。





No.275: アメリカ人の深層に眠る驕りの意識/「アメリカの製品は一番なのよ。いやならば買わなくてもいいのよ」

発信者:SFO 日付:2011/02/04(金)11:35 [171.net112138019.t-com.ne.jp] 削除
「『(Made in USAの)一週間でダメになるクツヒモ、すぐ切れる電球、インキの出ないペン、錆の出る車、ノ
リのくっつかない切手、ほどける縫い目、すぐ取れるボタン、動かないジッパー、エンジンの落ちる飛行機、放
射能が漏れる原子炉、決壊するダム、落ちてくる屋根・・・』延々とこういう現象が描写されている。」この記
述は猿谷要(かなめ)氏の「アメリカよ、美しく年をとれ」(岩波新書)の中で引用されている文章で、198
1年出版の米の文化人類学者マービン・ハリス著の『アメリカ・ナウ』の一節だそうで、アメリカの製品の信頼
性をこき下ろすくだりです。                                     
                                                  
猿谷氏は、ニューヨーク五番街のデパートで、タイプライターを買った時の体験に絡(から)めてこの文章を紹
介してるのですが、その購入したタイプライターは不具合の連続で、自宅とデパートを何回も往復しながら、3
回交換してもらい、やっと4台目で落ち着いたということなのですが、その間、係の女性店員がお詫びの一言も
発しなかったと述懐してます。                                    
                                                  
猿谷氏は、応対した店員の印象を「アメリカの製品は一番なのよ。いやならば買わなくてもいいのよ、顔がそう
いっているようだった。」と書いてます。                               
                                                  
アメリカの製品・サービスが完璧でないという趣旨なのですが、私は一昨年宿泊した、ラスベガスのヒルトン・
ホテルでの私自身の「お湯の出ないバス」体験を思い出して(「No.179: ラスベガス・ヒルトン(L・H)に2
泊/今迄書きませんでしたが思わぬトラブルが」を参照して下さい)、思わず「やっぱり、アメリカという国は
完璧じゃないんだ。」「だからあんな(考えられない)ことも起こるんだ」って、改めて一人納得してしまいま
した。                                               
                                                  
この本の中の、このパラグラフのテーマは「驕りの構造」で、アメリカ人の意識の深層に眠る「アメリカは何で
も世界一の国」という驕りの意識が、色々なすれ違いを引き起こす描写が、興味深かったです。       
                                                  
この本の中で紹介されてる、「ベスト&ブライテスト」「メディアの権力」の著書で有名な、デイビッド・ハル
バースタムの自戒の言葉も、「なるほど」と思わせるものがありました。                 
 
ハルバースタムは「The Reckoning」(邦訳「覇者の驕り」1987年)の「日本語版への自序」の中で、「これま
での私の人生では、アメリカ人は、アメリカの大企業が世界で最も優れた製品を大量生産しているということ
を、何の疑問も持たずに受け入れてきていた。まして、自動車の大量生産ができる国など、アメリカ以外にある
わけがないと思い込んでいた」                                    
                                                  
「ところが、突然、そこに日本が登場してきた。天然資源に乏しく、第二次世界大戦によって破壊されたその国
が、燃費がいいというだけでなく、一般のアメリカ人がその品質の良さを認めるような、優秀な車を生産してい
るのだ。そんなことが、いったいどのようにして、そしてなぜ起こったのか」               
                                                  
猿谷氏はこの記述に続いて、「・・・ハルバースタムのこの声は、すべてのアメリカ人を代表する声だったとい
っていいだろう。」と、感想を記してますが、日本という異国から齎(もたら)された「優秀な車」という予期
せぬ衝撃に、アメリカ人が曝(さら)されていた様(さま)が率直に表されていた、と言って良いと思います。
 
この当時、それまで日本人がアメリカのことを想っていたほどには、アメリカ人は日本の存在を意識してなかっ
たという時代があったのでしょうが、「Japan as Number One」(Ezra Vogel/1979)と持ちあげられて良い気
持ちになって以降で、日本が輝いてた時代がとっくに過ぎ去った今、アメリカでは中国が着実にその存在感を増
しています。      
                                                  
米国債引き受け国NO1(2008年に日本を追い越す)、米輸入相手国NO1(2008年日本4位)と、着実にその
存在感を増しており、昨年には遂にGDPで日本を追い抜いて世界2位に躍り出たと予測されてる、中国に向け
るアメリカ人の眼差しの熱さを感じる今日この頃です。                         
                                                  
そして遂に、中国に媚(こび)を売るかの様に「尖閣諸島は中国のものだ」との自説を明らかにした、アメリカ
の新聞記者が表われたようです。                                  
                                                  
ニューヨーク・タイムズのニコラス・クリストフ記者は20日、米中関係に関する文章の中で、「私の観点から
みると、(中国側の尖閣諸島に対する主張は)非常に有力な歴史的根拠がある」とし、「個人的には尖閣諸島は
中国領土だと思う」との趣旨を含んだ彼の記事が、NYタイムズの紙面に載ったそうです。         
       
私の考えでは、領土に関して2つの国の主張に食い違いがあるような場合、彼の様な第三国に属する(当事国外
の)まともなジャーナリストなら、片方の国の一方的な主張に組みするような記事は書きません。一方の主張に
根拠があると確信が持ててもです。                                  
                                                  
彼の記事は、見るところ尖閣の帰属がメインテーマではないようですが、「私の観点」とか「個人的には」と
か、曖昧さを含んだ記事のようで、であるならば尚更のこと、断定的に書いてはいけない事項を断定的に書く
「無責任で人騒がせな記者」との誹(そし)りを免(まぬが)れないでしょう。              
                                                  
もしそうではなく、仮に彼がまともな記者だとしたら、他に意図があって敢えて書いたとしか思えませんが、そ
こに何があったのか明らかにして欲しいものです。                           
       
日本政府が、この記事を掲載したニューヨーク・タイムスに抗議したと報じられてますが、日本政府の対応は当
然のことですが、外国政府からこんな問題で抗議を受けるような記事を掲載した、一流紙と言われてるNYタイ
ムスの見識の無さには呆れてしまいました。                              
                                                  
以下の写真は、中国がNYのタイムズ・スクウェアーで行ったイルミネーションでの国家宣伝の模様を写したも
のですが、中国のこの勢いに当てられて筆を曲げたなんてことが無いように願いたいものです。





No.269: 民主党ガブリエル・ギフォーズ下院議員が狙われた銃撃事件/今のアメリカを象徴する事件だと思います

発信者:SFO 日付:2011/01/15(土)11:55 [171.net112138019.t-com.ne.jp] 削除
米アリゾナ州選出の、民主党ガブリエル・ギフォーズ下院議員(40)が狙われた銃撃事件。一命は取り留めた
様ですが、銃弾は脳を貫通していたということであり、私は安心出来ないと思います。この事件では、同州の連
邦地裁ジョン・ロール判事や、9歳の少女を含む6人が犠牲となり、12人が負傷しています。事件を受けてオ
バマ大統領は、今回の事件は「言葉で表せない悲劇」「自由な社会において、そのような無分別で恐ろしい暴力
行為が占めるべき場所はない」との声明を出しました。                        
                                                  
事件の現場となったアリゾナ州ツーソンの「the Safeway store」/               
http://www.wikimapia.org/#lat=32.3357845&lon=-110.9748584&z=18&l=7&m=h&tag=17           
                                                  
私が恐ろしいと思うのは銃社会アメリカの実態で、犯人のツーソンに住むジャレッド・ロフナー(22)容疑者
が撃った銃弾は20発と伝えられていますが、一丁の銃で連続して発射出来る弾(たま)数はせいぜい5〜6発
と思っていたので、20発を発射したとなれば2〜3回弾倉を入れ替える必要があったはずなのに、あの状況で
、犯人にそんな時間的な余裕があったのかという疑問が湧きました。                  
                                                  
ところが報道によれば、アメリカでは驚いたことに、最高33発の弾を込められる弾倉が出回っており、それを
使えば33回連続して銃撃が可能だというのです。アメリカでは2007年4月には、バージニア工科大学で、
同大学に在籍する学生が銃を乱射、32人の犠牲者を出し、米国史上最悪の銃乱射事件とされる事件が起きてま
す。                                                
                                                  
残念ながら、同じ様な悲惨な銃撃事件が繰り返されているにも関わらず、アメリカでは銃規制の動きは弱いで
す。1993年に制定された、銃の登録制度を含む連邦銃規制法のブレイディ法が、2004年に失効してしま
いました。                                             
                                                  
今回のアリゾナの銃撃事件は思わぬ方向に波紋を広げてます。ネット上で、前アラスカ州知事サラ・ペイリン氏
の保守系市民を扇動する画像や言葉が、再び注目されることになりました。                
                                                  
昨年ペイリン氏は、フェイスブックで、「中間選挙で去るべき20人の民主党議員」とし、銃照準線をアメリカ
の地図上のそれぞれの選挙区域に置くというパフォーマンスを行いました。ツイッターでは、支持者に「退く
な、その代わりにもう一度弾丸をこめよう」と、テロを煽っていたとも取られかねない呼び掛けをしていたので
す。 ギフォーズ議員は、ペイリン氏が挙げた20人の内に入っており、中間選挙後残ったのは、ギフォーズ議
員とバージニア州のニック・リホール氏の2人だけとなっていたと報じられてます。            
                                                  
こうした言動がリベラル派の批判の対象となっていたペイリン氏は、「弾丸をこめよう」の真意は「投票を意味
していた」と釈明してるそうで、私は勿論それが真意だと思いますが、「その言い方が今回の事件に結び付いた
のだ」と批判されたら、有効な反論は無理でしょう。誤りを認め、反省の意を表明するのが良策だと思います。
                                                  
ところがペイリン氏は、居直りと言うか、悪あがきと言うか、逆に反論を仕掛けたのです。日本人には分かり難
(にく)い話ですが、銃乱射事件の追悼行事を前に、ペイリン氏は約8分間の動画で声明を発表し、その中で、
「身の毛のよだつ犯罪行為は犯罪者本人に帰結するものだ」「特に悲劇の直後は、記者や評論家は『血の中傷』
をでっち上げるべきではない。」と述べたのです。                           
                                                  
ペイリン氏が言う「血の中傷」とは、ユダヤ人が儀式のためにキリスト教徒の子供を殺害したとの中世の迷信
で、ユダヤ人迫害の口実に利用された言葉だそうです。当然ながら、ユダヤ系団体はこの発言に激しく反発し
て、波紋が広がっているという訳です。                                
                                                  
ユダヤ系の米人権団体「名誉毀損防止同盟(Anti-Defamation League、ADL)」は、ペイリン氏を非難すること
は「不適切」としながらも、「ペイリン氏は、ユダヤ人の歴史における苦痛に満ちた言葉を使うべきではなかっ
た」としています。                                         
                                                  
私はこの事件は、今日(こんにち)のアメリカを象徴する事件だと思います。銃社会アメリカの銃乱射事件であ
り、全米で論議を呼んだ医療改革法案に賛成し、民主党が大敗した昨年の中間選挙で辛うじて議席を守った民主
党ギフォーズ下院議員の暗殺(未遂)事件であり、政治的に勢いを増すティーパーティーの支援を受けるサラ・
ペイリン氏の過激なパフォーマンスへの非難が起こり、おまけにアリゾナ州と言えば、昨年移民排斥の州法の成
立をオバマ大統領が批判するという、渦中の州ではないですか。                     
                                                  
私は、アメリカの政治・社会状況をそのまま写すこの様な事件に、注目して、この掲示板で触れずにはいられま
せんでした。




No.267: ミネソタ州ミネアポリスの「スカイウェイ」/Husky15 さん「冷たいみぞれまじりの雨などが降っている時や風のきつい日はあって良かったとつくづく思います」

発信者:SFO 日付:2011/01/13(木)02:31 [171.net112138019.t-com.ne.jp] 削除
次の英文は、ミネソタ州ミネアポリスの市役所ホームページに載った、「スカイウェイ(SW)」の説明文です
。「Minneapolis has the largest skyway system in the world, linking nearly 80 blocks of downtown 
attractions, businesses and hotels. 」「世界で一番」と謳ってるところが、誇らしげじゃないですか。  
                                                  
ミネアポリス市役所の「スカイウェイ」紹介ページ(英文)/   
http://www.minneapolis.org/page/1/skyways-minneapolis.jsp                     
                                                 
私はロッテの西岡剛が、大リーグ入りを希望して、最終的にミネソタ・ツインズに入団したことで、ツインズの
ホームタウンのミネアポリスのことも知りたくなって、ネットの中から、現地にお住まいの日本人 Husky15 さ
んのブログを捜し当てました。                                    
                                                  
Husky15 さんのブログ「ミネアポリス・リアルライフ」/                    
http://cityofthewater.blog.mo-hawaii.com/224.html
                                               
この「ミネアポリス・リアルライフ」は、生活者の視点からミネアポリスという都市と、その周辺の見所、自然
や芸術、そしてライフスタイルまで、幅広く紹介されていて、読み応えのあるブログなんですが、その中の「ミ
ネアポリスにスカイウェイがあって良かった。」という1月4日付け記事を読んで、私はこの「スカイウェイ」
なる構造物に、引き付けられてしまいました。                             
                                                
Husky15 さんは、「冷たいみぞれまじりの雨などが降っている時や風のきつい日は、本当に『スカイウェイ』が
あって良かったとつくづく思います。・・・地下街ではなく『高架』でガラス張りであることも、オープンな感
じで私は好きですね。時折迷うのが困りものですが。」と書いておられます。               
                                                  
単一の、ビル同士を結ぶガラスの空中回廊なら、渋谷に行けば西武デパートの2棟を結ぶ3層の橋(2階・4階
・屋上)がありますね。ミネアポリスのSWが凄いと感じるのは、市役所HPの紹介文にある様に、80近くの
ブロックを結んでいて、SWに通じるビル内部の通路を通りながら、ダウンタウンのエリアを、SWだけで巡れ
るというところです。                                        
                                                  
新潟県立高田南城高校の五十嵐雅樹さんのネット報告では、「冬でもシャツ1枚で町のいたるところに行くこと
ができる」とあるので、SWの中も暖房完備ということでしょう。また「セントポールではすべてのスカイウェ
イが同じようなカラーで統一されているのに対し、ミネアポリスでは一つ一つのスカイウェイがまったく別な顔
をしている。これはセントポールのそれが、市で管理し運営しているのに対し、ミネアポリスではビルとビルが
同意することによってはじめて建設される。」と報告されていますが、これは私としては知りたかった情報の一
つです。                                              
                                                  
五十嵐雅樹さんの報告/http://www.juen.ac.jp/shakai/beinichi/vol2/kiroku/min/mine01.html      
                                                  
ミネアポリス市役所のHPの中にあるSWマップを見ると、私のもう一つの疑問に対する答えがあります。それ
はSWに繋がる建物の中の通路はどうなっているのか、という疑問です。このマップは非常に興味深いです。 
                                                                                                   
ミネアポリス市役所のHPの「スカイウェイ」マップ/
http://www.minneapolisconventioncenter.com/content/PDF/maps/map-skyways2010.pdf          
                                                  
例えば「Target Store」とか「Energy Center」とかのビルの内部の通路は、建物の壁側(窓側)に沿ってぐる
りと囲む様になってますが、「Baker」から「Hilton」に至る通路は、ビルの真ん中を串刺しにする様な形で、
一直線に貫いてます。SWとビル内部の通路は、公共性の高い施設と思われますが、建設とランニングのコスト
は半端じゃないはずで、誰がどの位の割合で負担してるのか知りたいです。            
                                                  
今の時期昼間でも氷点下の気温のミネアポリス近くの都市、ミルウォーキーや、カナダ一の大都市のトロントを
グーグル・アースで調べましたが、SWに類する施設は見られませんでした。               
                                                  
ということは、「スカイウェイ」を網の目状に結んで自由に行き来出来る様にするというコンセプトは、市民の
生活の質を重視した、ミネアポリス市民の独自の発想に基ずくものと言って良いのでしょうか?もしそうだとし
たら、「世界で一番」と謳ってる彼らの誇りが私にも十分理解出来るし、共感もするところです。     
                                                  
下に紹介したビル街のSWの映像は、季節は夏だからでしょうが、半袖やノースリーブの女性や男性が見られま
すが、冬のミネアポリスはネットで調べると、今週の土日は最低気温両日共マイナス18度という厳しい寒さで
す。昼間の最高気温でも、この先の5日間で見るとマイナス7〜14度ですから、この街に取って冬場にSWは
欠かせないと感じます。                                       
                                                  
この写真に写ってる交差点は、wikimapiaのここだと思います/                     
http://www.wikimapia.org/#lat=44.9778398&lon=-93.2714407&z=20&l=7&m=h&o=1





No.253: I left my heart in San Francisco/思い出が詰まっていて生き生きと生き続ける街


発信者:SFO 日付:2010/11/14(日)01:12 [164.net112138190.t-com.ne.jp] 削除

今、サンフランシスコと言ったら一番ホットな話題は、何と言ってもSFジャイアンツ(SG)のワールドシリ
ーズ(WS)制覇でしょう。私はメジャーリーグの試合が好きで、NHKBSでよく見てましたから、メジャー
リーグ全30チームの内、今年はどのチームが頂点に登り詰めるか一応想像はしてましたが、まさかSGが来る
とは思ってもみませんでした。                                    
                                                  
ただひたすらエンゼルスの松井秀喜の活躍を見たい一心でしたので、そちらに気を取られていて、SGがアトラ
ンタ・ブレーブスに勝ってアメリカン・リーグの優勝決定戦に進んだ時も、フィラデルフィア・フィリーズに勝
ってワールド・シリーズに進出を決めた時でさえ、まだそれ(SGのWS制覇)が有り得ることとは思ってませ
んでした。                                             
                                                  
それもそのはず、SGが52年前にニューヨークから本拠地を移転してから初のWS優勝であり、56年前のN
Y時代以来となるWS制覇だったのです。WSで4勝1敗で、あれよあれよという間にテキサス・レンジャーズ
を破ってワールド・チャンピオン(WC)になってしまったのを見た時、こんなことを言ったら「何言ってん
だ!」って叱られそうですが、「ひょっとして私が昨年サンフランシスコに旅行して、SGのホームのAT&T
パークで、SG対サンディエゴ・パドレス戦を観戦した事がこの結果を生んだのでは?」という、とんでもない
妄想が頭をもたげるのを抑えられなくなったのでした。                         
                                                  
もちろんそんなことは有るはずありませんが、私はSGがWCに登り詰めてくれた事が、私の中でのサンフラン
シスコの魅力を、より一層輝いたものにしてくれたと感じて感謝してます。                
                                                  
私に取ってサンフランシスコはアメリカの都市の中でも、特に故郷の様な街なのですが、昨年何十年ぶりかの訪
問した時も、当然とは言えとても懐かしい感慨に囚われました。フィッシャーマンズワーフからフェリーターミ
ナルに続くEnbarcaderoの通りを通ると、海に突き出した埠頭の建物群が「ピア(埠頭)40」とかの名前で番
号順に並んでるんですが、通りの反対側の高台に建つコイトタワーと合わせて眺めた際は、前訪ねた時の記憶が
鮮やかに蘇って、ずっとそこに住んでるような気持ちになったものです。トニー・ベネットの歌う「霧のサンフ
ランシスコ」(SF市歌にもなりました)を聞くと、初めて訪れた当時の感覚が蘇ってきます。       
                                                  
霧のサンフランシスコ/http://www.youtube.com/watch?v=TuNCzbbTru0&feature=related         
                                                  
サンフランシスコは何と言ってもその地形の複雑さ多様さが魅力です。私が思うに、SFはケーブルカーという
より、何と言ってもサンフランシスコ湾ですね。橋や建物等の人工的な建造物も景色の中にうまく溶け込んでま
すが、水に囲まれた街であるからこそシスコはシスコらしいと思うんです。                
                                                  
サンフランシスコ湾沿いの入り組んだ海辺と点在する島々、霧に巻かれるゴールデンゲイトブリッジとゴールデ
ンゲイトパークの緑、その先に観えるフィナンシャルディストリクトの近代的な高層建築、アラモスクウェアの
ビクトリアンハウス等、本当に懐かしく感じる景色です。                        
                                                  
SFは文化的にも魅力溢れる街です。アジアやラテンアメリカの移民を多く受け入れ、市民の39%が海外生ま
れで、国際色あふれる街となっています。中でもチャイナタウンは全米一の中国人街を形作っています。ハイテ
ク産業と起業家精神のシリコンバレーも、サンフランシスコの先進性とそこに暮らす人々の多様性の幅を広げて
いて、SFを益々魅力ある街にしてますね。                              
                                                  
私がSFを訪れて感じたのは、お上りさん(観光客=私もその一人ですが)の多さです。中心街の歩道を歩く
と、それらしいアメリカ人が組を作って行動してる姿をよく見かけます。前の書き込みでも書きましたが、その
アメリカ人達の多くは、風が強く肌寒くて体感温度が相当低いにも関わらず、半袖に短パンといった軽装なんで
す。つくづくアメリカ人は、寒さに強いんじゃないかなんて思っちゃいました。              
                                                  
意外にも、SFはカリフォルニア州ではロサンゼルス・サンディエゴに次いで、人口で三番目の都市なんです
が、私はサンディエゴにも行きましたが、街の人通りはサンディエゴの方が少なく落ち着いた感じの街でした
が、それに比べたらSFの方が人通りが多くずっと賑やかだったです。                  
                                                  
サンフランシスコはリベラル派の牙城と言われていて、共和党の得票率が20%未満しか無く、民主党の得票率
が高い地域ということで、民主党及びアメリカ緑の党が市政を握っているそうです。健康保険のない市民への医
療に、補助金を支給することを決めた位で、最近のアメリカで吹き荒れるティー・パーティーの様な動きは強く
なさそうです。社会的には弱者と考えられるゲイの人口が多く、その政治的・文化的な影響力も大きくて、彼ら
に取って住みやすいという事は、弱者に優しい都市であると言えそうで、それが異邦人の私達にも居心地良く感
じさせてくれる原因の一端かも知れません。                              
                                                  
サンフランシスコには、「最も歩きやすい街」という評価もあるそうですが、その通りで中心街は意外とコンパ
クトに纏まっていることと、SFの街のどこに居ても、そこがNYでもロスでも無い、坂やケーブルカーを始め
サンフランシスコであるということに気付かせてくれる地形や文化が溢れていて、その意味でも街の存在感を感
じさせてくれる素晴らしい街だと思います。                              
                                                  
掲載の写真は、昨年(2009年)7月にSFのフェリーターミナルのビルに近づく、対岸のサウサリートから
のフェリー上から私が撮影したものです。トニー・ベネットの歌う「霧のサンフランシスコ」で映される画像で
も、上空からの撮影ですが、最初の方に出て来てます。





No.241: サンブルーノのガス爆発事故の続編です/PG&E(電気ガス会社)は5万ドルの補償をすると約束


発信者:SFO 日付:2010/09/16(木)19:25 [164.net112138190.t-com.ne.jp] 削除

サンブルーノのガス爆発の続編です。ユーチューブに載ったこの爆発の瞬間を、爆心から凡そ450m離れた位
置にあるガソリンスタンドの監視カメラから撮影した映像と、私が昨日書き込みで指摘したスーパーマーケット
内の客のリアクション映像とを、纏めた映像がありますので、まずそれから紹介したいと思います。    
                                                  
ユーチューブサンブルノガス爆発動画映像/http://www.youtube.com/watch?v=TzLquT7sb0Q         
                                                  
この動画に写ってるガソリンスタンドはこれですね。                          
/http://www.wikimapia.org/#lat=37.6185741&lon=-122.4411356&z=19&l=7&m=h&tag=17          
                                                  
この動画のナレーションでも「爆発現場から凡そ450m離れたガソリンスタンドに設置された監視カメラの映
像・・・」と言ってますから、距離的にもぴったりです。グーグルアース5でこのGSの回りの映像を、ユーチ
ューブ動画のそれと比べて見ましたが間違い無さそうです。それにしても、450mも離れた監視カメラの隅の
方に、爆発に伴う火の玉が押し寄せて来てるのが見えてますが、これだけ離れているにも関わらず、火炎(閃光
かも知れませんが)が写ってるだけで凄い。爆発の勢いというか凄さがはっきり分かります。        
                                                  
映像に出てくるスーパーマーケットは、店内の混乱する様子が写ってますが、ガソリンスタンド前の道路を挟ん
だ反対側にあるこのSマーケットです。「lunardi's markets」(wikimapiaではスカイクレスト・ショッピング
・センター)                                            
/http://www.wikimapia.org/#lat=37.6188546&lon=-122.4396658&z=18&l=7&m=h&o=1            
                                                  
サンフランシスコ(SF)に住む邦人の方のブログですが、もうひとつ紹介させて下さい。「サンフランシスコ
のローカル情報ページ」を謳う「寿司ねっとUSA」です。このHPのブロガーの方は、「昨日はサンブルノに
ある赤城レストランに昼食を食べに行っていたのが午後2;30頃。これより数時間後に考えられない事故がこ
の近辺で発生。・・・PG&E(電気ガス会社)のガスパイプが何らかの原因で住宅街で爆発して火災が発
生、・・・大惨事となってしまった。」と書かれてました。 
 
ついでに、と言っては失礼ですが、この赤城レストランの場所はおそらくここか、この並びの建物です。   
/http://www.wikimapia.org/#lat=37.6274606&lon=-122.416572&z=19&l=7&m=h&o=1            
                                                  
ブログ「錦鯉大病院」の、「あき」さんから私にあった返信の中で、「サンブルーノのガス爆発の補償はPG&
Eがするのでしょうか?」とありましたが、このページの一番上の動画の中で、「パイプラインを所有するガス
会社は、13日、保険で補償されない被害について、住民らに最高で5万ドル、凡そ420万円を補償すると発
表しました。」とアナウンスされてますから、額の多少は兎も角として、ガス会社からの補償はあると考えて良
いと思います。              

この爆発事故関連でネットで見てたら、サンブルーノにはユーチューブの本社があることを知りました。ユーチ
ューブ本社の立地は280号のジュニベーロ・セラ・FWYという幹線道路に隣接してますが、SFOからSF
の都心に向かう時利用する101号ベイショア・FWYからは外れてるので、私が昨年(2009年)SFへ行
った時は傍を通らなかったはずですが、SFにはしょっちゅう行ける訳では無いので、もしその時知っていたら
、ついでですから回り道して、敷地の外からチラッとでも見ておきたかった気がします。          
                                                  
ユーチューブ本社の場所はここです。                                 
/http://www.wikimapia.org/#lat=37.628304&lon=-122.4264693&z=17&l=7&m=h&o=1            
                                                 
ユーチューブ本社の画像です/http://www.yeeta.com/_Youtube_Office_in_San_Bruno_California      
                                                  
掲載の地図は今回爆発・炎上事故を起こした、サンフランシスコとその周辺の、ガス本管の配管図です。





No.240: SFOから5kmも離れてない住宅街でガス本管が大爆発/サン・ブルーノで被害は死者4名53軒全焼


発信者:SFO 日付:2010/09/15(水)10:19 [164.net112138190.t-com.ne.jp] 削除

サンフランシスコ空港(SFO)の国際線ターミナルからでも4.7kmしか離れていない住宅街のサン・ブル
ーノで、9日午後6時15分頃(日本時間10日午前10時15分頃)、ガスの本菅(Major gas line)が大爆発
を起こして、広範囲の住宅が火災で焼失し(53軒全焼)、4名(サンフランシスコ市当局発表-当初警察発表
は6名-)が犠牲になるという大事故が起きました。死者が災害の規模に比べて少なめな4名であったからか、
日本ではそれ程大きく報じられた訳ではありませんでしたが、私は昨年SFOには何回も離着陸してるし、何か
身近に起こった事の様に感じました。  
                                                  
火災の様子が映し出された「サンフランシスコ・クロニクル(SFC)」紙の動画/
http://www.sfgate.com/cgi-bin/object/article?f=/c/a/2010/09/09/BADP1FBJRS.DTL&object=%2Fg%2Fav%
2Fmovies%2F2010%2F09%2F09%2F68773%40kpix.dayport.com.cbs5.bcv                   
                                                  
下のURLは、SFCのウェブ版に載った現場周辺の見取り図で、掲載された地図の赤い部分は、大小の何らかの
被害を被ったエリアであると思われます。                               
                                                  
現場見取り図/http://www.sfgate.com/cgi-bin/object/article?f=/c/a/2010/09/09/BADP1FBJRS.DTL&object=%
2Fc%2Fpictures%2F2010%2F09%2F09%2Fba-blast0910_gr_SFCG1284089578.jpg
                                                  
現地の地図は上のURLを開いて見ればお分かり頂けるかと思いますが、一応wikimapiaでも示すと、事故現場の中
心(爆心)は「+」の位置で、一番の被害は「+」から「クレアモント・ドライブ」とカタカナで書かれた、航空
写真で言うと右方向に行った下側の家並(「974」と数字の書かれた側)は7〜8軒確実に焼失してます。 
                        
現場のwikimapia/http://www.wikimapia.org/#lat=37.6232735&lon=-122.441951&z=17&l=7&m=h&o=1     
                                                  
私はこれだけの大きな事故が起きたんだから、サンフランシスコ(SF)に住む邦人の方のブログにこの事故に
ついての書き込みがあるんじゃないかと考えてネットで当たってみました。確かにSFに住む方が発するブログ
でも、この事故に関する記事は、思った程多くはありませんでしたが、その中の1つの「あき」さんというブロ
ガーの「錦鯉大病院」というタイトルのブログに、次の様な書き込みがありました。「(爆発の)規模が大きく
まさかおじさんのコンドでは無いとは思いますが・・・。SHELTERCREEKにおじさんのコンドがあるのですが、
(現場に)かなり近い所です。」この方の言われてるコンドはこれですね。                
                                                  
コンド/http://www.wikimapia.org/#lat=37.6199083&lon=-122.4281216&z=16&l=7&m=h&o=1         
                                                  
かなり大規模で4棟ずつ纏まった建物群が8つ見えます。書かれている通り、距離はかなり近いことは近いです
が、計ってみたら現場に最も近い棟でも約1km離れていて、この規模の爆発・火災では影響は無さそうで、心
配は無用と思われます。                                       
                                                  
またもう1つのブログの「シリコンバレー地方版」では、「爆発のあった同じ交差点で2008年に老朽化した
下水管を入れ替える工事が行われていたことが分かった。」として、「(下水管入れ替え工事は)作業時に強い
振動が伴うことが知られている」と指摘していますが、この工事がこの事故に何らかの影響を与えた可能性はあ
るかも知れません。                                         
                                                  
SFCの動画で事故の様子を見ると、火災の炎が普通の住宅火災とは全く違っていて、油田火災の様な巨大な火
柱が立ち上る姿は、見る者に圧倒的な迫力で迫って来るのを感じます。普通の住宅火災には出動しないとされ
る、森林火災の消火用と思われる飛行機やヘリコプターが、空中から消火剤を何度も投下する映像が流されてま
したが、一筋縄では行かないこの様な火災(ガス本管から猛烈に火柱が噴き出す火災)の消化作業の難しさを見
る思いでした。                                           
                                                  
爆発でできた穴は深さが約4.6メートル、長さ約9メートル、幅約6メートルということで、消火のための放
水の水でその穴もいっぱいになっているということです。爆発で上がった火柱は、高さ約300メートルにおよ
ぶ巨大なものであったという凄まじさです。                              
                                                  
現場に近いと思われるスーパーマーケットの店内監視用のカメラが捉えた、爆発時の客のリアクション映像を見
ましたが、地震でもそんなに慌てないだろうと言いたいほどの慌てぶりで、急に転がる様に駈け出したりしてい
て、爆発時の音と振動・衝撃が凄まじかったことが良くわかりました。                  
                                                  
折もおり、シュワルツネッガー知事は中国→日本→韓国と歴訪中で不在の為、サンブルーノの現場からの中継で
知事代理がインタビューに応じていたようです。





No.232: アメリカ・ユタ州で日本人のツアー客3人が死亡/26歳の日系米人の大学生が4日間のツアーの運転を含め取り仕切るという危うさが


発信者:SFO 日付:2010/08/14(土)19:15 [164.net112138190.t-com.ne.jp] 削除

アメリカ・ユタ州で日本人のツアー客3人が死亡、12人がケガをした小型バス(車種はフォードのE350の
ようです)の事故は、私は大変興味を引かれました。というのも、昨年サンフランシスコに旅行した際に、ナパ
のJAL運行乗員訓練所見学への往復のショートトリップでしたが、事故車と同じタイプの小型バスに乗った経
験があったからです。その際バスを運転してくれたのは日本人の方で、おそらくJALと提携した日系の旅行会
社の方だと思いますが、運転だけでなく、運転しながらのガイドもしてくれて、1人2役を立派にこなしていて
、35〜40歳位のいかにもベテランという感じの男性でしたが、大変印象に残ってます。        
                                                  
今回のユタ州の事故の運転手について、東京新聞の取材にツアーを請け負った現地の「ウェスタン・レジャー」
社の広報担当者は、「運転手は日系米国人の大学生(26)で、ガイドを兼務していた」と答えていたそうです
が、4日間のツアーをたった1人で仕切ってたという話ですから、相当の激務であったろうと想像します。しか
もウェスタン・レジャー社の説明では、仕事を始めて数カ月の新人ということですから、事故直後に現場の目撃
者が、運転手でたまたま軽傷だった26歳の彼が、茫然自失の状態で事故車の傍らに佇んでたという話もわかり
ます。                                               
                                                  
そんな経験の浅い彼1人に、14人もの日本人の旅行客を引き連れての4日間のツアーガイドと、小型バスの運
転を兼務させてたなんて、そもそも間違ってませんかと言いたいです。もう1人業務に精通した案内人を同伴さ
せるべきで、26歳の彼は、運転に専念させるべきであったと考えます。事故の原因は、居眠り運転を疑われて
るみたいですが、その様な体制では起こるべくして起こった事故と言えなくもないです。不幸にも事故にあわれ
て無くなった3名の方のご冥福をお祈り致します。けがをされた方の一刻も早い回復と帰国を願ってます。  
                                                  
それとツアーを企画した、日本の@日本旅行A近畿日本ツーリストBエイチ・アイ・エスの3社から委託を受け
たウェスタン・レジャー社は、シャトル・バスの運行は「キャニオン・トランスポーテーション」という会社に
委託してたというんです(その後「キャニオン・トランスポーテーション」社は州をまたがる運行のライセンス
を得て無かったと報じられてます)。要するに日本でよくいう孫請けです。                
                                                  
日本旅行の石黒祥隆海外旅行事業部長は取材の記者の、「ドライバーはアルバイトだったのか?」の質問に「そ
こははっきりしてません」と答えるばかりでしたが、現地の旅行会社が、どのような体制で旅行を運営するのか
のチェック(特に安全面のチェック)がなされていないということでしょう。保障問題については、「旅行会社と
しては運送機関の起こした事故については、運送機関と事故にあわれた方々が当事者としてやることになってい
ます」と答えました。要するに「私達は関知しません」という説明です。(観光庁の作成した「標準旅行業約
款」で死亡補償金は2500万円と、入院見舞金と通院見舞金が旅行会社から支払われるようですが、治療費は
全額自己負担だそうです)                                      
                                                  
ツアーを企画して募集した会社が、旅行者を送り出しておいて、「途上の事故の解決は当人同士の話し合いで」
というのは、信じ難い無責任であると感じます。遺族12人に同行して渡米した近畿日本ツーリストの権田昌一
海外旅行部長は、出発前の成田空港で、「徹底的に原因を調査いたしまして、二度と同じことがないように、安
全に海外旅行をお楽しみいただけるように努力します」と語ってましたが、「調査」は事前にすべきだったんで
はないですか?と言いたいです。                                
                                                  
ところで、フリーウェーの事故現場をikimapiaの地図上で特定出来ました。テレビのニュースの事故現場の映像
を録画して、繰り返し見てヒントになる様な絵がないかなと見てたら、特徴的な水色の丸い大きなタンクと、そ
の傍の建物の屋根の上に白い塔が写ってたので、それらしいタンクをインターステート15号線の脇に見付け
て、グーグルアース5(GE5)でフリーウェー上からGE5の連続写真で順に周囲を眺めて行ったら、TVと
全く同じ水色のタンクと白い塔が写ってました。それとテレビ画面に映し出された、フリーウェー上からラスベ
ガス方向に見えるTV映像の山並みが、GE5で見た山並みとピッタリ一致したので、GE5は使えると思いま
したね。以下のURLで開けば、その場所を見て頂けます。「+」印の位置が事故現場と推測されます。     
                                                  
http://www.wikimapia.org/#lat=37.7632513&lon=-113.0133641&z=17&l=7&m=h&o=1            
                                                  
日本の大手旅行会社3社の、一次下請けのウェスタン・レジャー社のホームページは以下です。「キャニオン・
トランスポーテーション」社のホームページは見つかりませんでした。                  
         
http://www.westernleisure.com/      




No.187: 西崎和子著「英語で生き残れ」から/アメリカのビジネス・アメリカ人のライフスタイル


発信者:SFO 日付:2010/03/15(月)12:05 [49.net112138026.t-com.ne.jp] 削除

☆誰もが責任を取らずにすむシステムとは根本的にちがう☆            
                                       
「アメリカの組織の特徴は、個人の責任範囲、言い換えれば決議権や決裁権が非常に明
確なことにある。日本のように、合意制で会議をおこない、責任の所在は不明確。よく
言えば誰もが責任を取らずにすむシステムとは根本的にちがうのだ。        
                                       
たとえば新製品を出荷する場合、品質部長の私のサインがなければ、誰がなんと言おう
と製品は出せない。そのかわり、私がいったんサインをしたら、トラブルが起きたとき
の責任はすべて私にかかってくる。                       
                                       
最初のうちこそ、上司の意見に合わせて自分の方針を変えることもあったが、もしそれ
で問題が起きたとしても、責任を取るのは私であって上司ではない。さんざん痛い思い
をした今では、会議では自分の責任範囲に関しては自分で説明し、必要ならその場で決
議したいと思うようになった。」                        
                                       
☆タイトルがない人はできなくても仕方がない☆                 
                                       
「アメリカでは物事の決断は上の者がくだす。完全なトップダウンである。赴任したば
かりの頃は、アメリカではみんなとディスカッションしながら物事を決めなければなら
ないのだと思い込んでいたが、そうではない。                  
                                       
責任をまっとうしなければならないのはマネージャーであり、マネージャーには、自分
の責任範囲における絶対的な権限があるのだ。その反面、タイトルのない人間に期待し
てはいけないという考え方がある。能力とやる気があれば、それなりのタイトルを得て
いるはずであり、タイトルがない人はできなくても仕方がない。だからそういう部下を
責めてはいけない。                              
                                       
たまたま、頼んだ仕事が終わらないまま帰ろうとした部下を叱ったら、『帰らなければ
いけないのに、仕事をしろとカズコが怒った』と上司のオフィスに駆け込まれたことが
ある。                                    
                                       
上司には、『ああいうレベルの人に、残業を期待するカズコがいけない。感情が出ない
ようにしなさい』と私が注意された。しかし、それではいつまで経っても当人がスキル
アップしないではないか。アメリカ流のよさを理解しつつも、この考え方だけにはなか
なか慣れることができなかった。」                 
                                       
☆エグゼクティブが身につけているスーツはペラペラの安物☆           
                                       
「確かに日本やヨーロッパに比べて、アメリカはファッションの面ではかなり遅れてい
る。というかあまり関心がない。億万長者が平気でローレックスのニセモノを身につ
け、外国でどれだけ安く買ったかを自慢するようなお国柄だ。日本やヨーロッパ、ラテ
ンアメリカのように、社会的地位が高ければそれ相応のものを身につけるという発想が
まったくないのである。                            
                                       
ビジネスシーンでもそれは同じで、エグゼクティブが身につけているスーツもペラペラ
の安物。カルバン・クライン、ラルフ・ローレン、ダナ・キャランなど、アメリカのビ
ジネスマン御用達のブランドはあるにはあるが、着ている人は全体から見ればごく少
数。オフィスの廊下ですれちがっても、外見からはとてもエグゼクティブには見えな
い。                                    
                                                                      
私はサイズの問題もあって職場に着ていく服をすべて日本で購入していたので、いきお
いどのアメリカ人マネージャーよりも値段も質もいいものを身につけることになってし
まった。                                   
                                       
かわりにアメリカ人がこだわるのは、なんといっても家である。前にも書いたが、アメ
リカでは住所を聞いただけで、その人の社会的地位がわかる。高級住宅地にある豪邸に
招待され、ヨレヨレのTシャツ姿の主人にドアを開けてもらう−アメリカではよくある
光景だ。」                                  
                                       
☆できないのは自分のせいではなく、先生の教え方が悪いせい☆          
                                       
「知り合いの日本人駐在員の橋本さんは、娘さんを日本人学校ではなく現地の小学校に
通わせている。あるとき、橋本さんがテストの点のことで娘さんを叱った。すると。
『できないのは自分のせいではなく、先生の教え方が悪いせいだ』と理路整然と主張し
たという。                                  
                                       
橋本さんは、『うちの子は完全にアメリカ人ですよ』と苦笑していたが、それほどアメ
リカ人はアイムソーリーと言わない。なぜそうなってしまったのか、それも自分がなぜ
悪くないのかをとうとうと述べる。一方、言いわけせずに謝ることを美徳とし、謝れば
たいがいのことは許してもらえるのが日本だ。                  
                                       
アメリカ人が謝らないのは、謝罪すれば、必ず、そこに賠償や、つぐないのためのアク
ションが必要になるからである。・・・その一方で、人間は過ちをおかすものであると
も考えている。だから、敗者復活戦を用意する。・・・アメリカは具体的なつぐないで
気持ちを表そうとする。日本は謝意を言葉であらわしてほしいと願う。」      
                     
☆気の利いた会話でクスッと笑わせることができれば、ぐっとサービスがよくなる☆ 
                                       
「通りすがりの人とちょっとした言葉を交わし合い、楽しもうとするのがアメリカ人
だ。混雑した空港のカウンターでチェックインするときでも、気の利いた会話で係員を
クスッと笑わせることができれば、ぐっとサービスがよくなる。レストランでも、ウェ
イトレスにユーモアのある対応ができれば、チップ分+αのサービスが返ってくる。 
                                       
事実、アメリカではお金よりユーモアのセンスのあるなしで人間のレベルを判断するよ
うなところさえある。気の利いた会話ができる男性は尊敬されるし、逆に社会的な地位
が高い人ほどユーモアのセンスが要求されるとも言える。             
                                   
  ・・・ちなみにアメリカン・ジョークといえば、日本では面白くない冗談の代名
詞。確かにヨーロッパのそれと比べて洗練されているとは言いがたく、またその必要も
ない。ごくたわいもない会話を交わすことで、お互いがほんの少しだけ楽しい気持ちに
なれる−その程度でいいのだ。」                        
                                       
☆(日本では)能力が低くても、いったん入社したら家族ごと保護される☆     
                                       
「アメリカ流が絶対にいいと思っているわけではないが、日本に帰ってきてみて、この
十年、なぜ日本が変われなかったのかが少し理解できたような気がする。長引く不況で
変化しつつあるとはいえ、日本の大企業は、・・・能力が低くても、いったん入社した
らよほどのことがないかぎり家族ごと保護される。                
                                       
しかし、企業は本来、目的を遂行するために集まっている他人同士の集団である。逆方
向に進もうとする人が一人でもいれば、スピードが落ちるのは当然だ。日本の企業体質
はもはやスピードが落ちても誰も責任を取らないし、『ノー』とも言えず、対立すらも
できなくなってしまっている。『変わらなきゃ』と言い続けながら日本が変われない理
由は、こんなところにあるのではないか。」                   
                                       
☆(アメリカでは)数々の『敗者復活戦』も用意されている☆           
                                       
「アメリカでは解雇されることに日本人ほどの悲壮感は伴わない。終身雇用という発想
がなく転職が当たり前であるため、日本とは比較にならないくらい労働力の流動化がス
ムーズで、数々の『敗者復活戦』も用意されているからだ。            
                                       
それに比べて、今の日本には受け皿がほとんどない。受け皿のないレイオフは非惨であ
る。かと言ってミスマッチの人材が固定化されれば、その組織は確実によどんでしまう
だろう。」



No.179: ラスベガス・ヒルトン(L・H)に2泊/今迄書きませんでしたが思わぬトラブルが


発信者:SFO 日付:2010/03/02(火)10:48 [49.net112138026.t-com.ne.jp] 削除

ウェブマスターさんコメントありがとうございます。私は、思いつくまま考えつくまま
投稿してますが、第三者の眼が励みになるいうことを最近しみじみ感じるんです。  
                                       
私が、昨年(2009年)9月にアメリカ西海岸を5泊6日で旅行したことは、ここま
で度々紹介してきた通りです。全5泊の最初の1泊は成田からシアトルの機内で、2泊
目はシアトル、3・4泊目はラスベガス、5泊目はサンディエゴでした。ラスベガスで
は9月21日からラスベガス・ヒルトン(L・H)に2泊しました。        
 
これについては1月1日の「No.114: SFOです/今年もよろしくお願い致します」で次
の様に書きました。「エルビス・プレスリーが特別室に滞在して長年ステージに立って
たことがあったりして、(L・Hは)名門と言われるホテルです。予約した時点ではエ
ルビスのことは知らなかったんですが、ラスベガス=エルビスというイメージは私にも
ピッタリきましたし、もともとカッコ良くてショーマンでアメリカのエンターテナーそ
のもののエルビスは好きだったので、古めのホテルだけど良いホテルに泊まったなと、
今でも思ってます。」                             
      
でも今迄書きませんでしたが、ここヒルトンで思わぬトラブルがあったんですが、それ
について書いておきたいと思います。9月21日にラスベガスのマッカラン国際空港に
着いたのが午後9時で、ヒルトン着がMGMグランドホテルからのモノレールを使った
りして10時30分は過ぎていたと思います。                  
   
ヒルトンの部屋(ノースタワー28階105号室)ではすぐ風呂に入りたいと思い、お湯
出しのノブを回そうとしましたがどうしても回りません。内線電話で「A hot water 
knob of the bath doesn't go around.」「Please hurry!」と言いましたが誰も来てく
れません。午前0時を既に回っており、4時間後の午前4時にはグランドキャニオンツ
アーのシーニック航空の迎えの車が来るので、仕方なく風呂は諦めて寝ました。   
  
そして午前4時前の出かける時、フロントの女性に事情を話して修理を依頼しました
が、午後2時頃にグランドキャニオン観光を終えてホテルに帰って来ても、ノブは以前
のままで回りません。部屋の外に各部屋のクリーニング作業中の女性がいたので操作を
頼んだら、最初なかなか回らなかったのですがノブを何とか回してくれ、水は出るよう
になりましたが温かくないのです。                       
     
テクニカルサービスに電話するように言われて「Hot water doesn't come out.」と電
話で言いましたが、なかなか来てくれません。観光したいし時間がもったいないので、
フロントの女性にも再度修理を依頼してからホテルを出ました。          
                                       
午後6時30分過ぎに観光を終えて帰って来て、試してみましたがやはり水しか出ませ
ん。いい加減腹が立ったのと、このままだと、風呂もシャワーも使えないままヒルトン
を去る事になってしまうと思い、急いでフロントに行き怒りをぶつけました。この時フ
ロントに居たのは男性職員2名でその内の1人の方に話をしましたが、今まで電話でも
フロントでも応対は女性職員だったので、今度は男性で話が通じるかなとの期待はあ
り、ここでははっきり「Change the room!」と要求しました。          
       
年配の男性職員でしたが、40歳代位の若い支配人を呼んでくれたので再度その支配人に
「Please change the room.」と要求してOKが出て、イーストタワーの24階のお湯
の出る部屋に移ることが出来ました。ここはサラッと書きましたが、かなり強気な姿勢
で、少ない英語のボキャブラリーで勢いよく詰め寄って、やっと分かって貰った感じで
した。 
                                       
それにしても、何でお湯の出ないバスルームの部屋に客を入れたのか、今もって分かり
ません。ただこのお湯の出ない部屋はかなり広い部屋で、バーとバーカウンターがあっ
たり、単座2台と合わせて10人は座れる位のコーナーのソファーがあったり、40型
位の大きなブラウン管テレビがその前にあって、更に丸テーブルと4脚の椅子があった
りと、1人で泊まるには広すぎて、かえって落ち着かない感じの、形や広さはスイート
の部屋でした。但し調度品は古くて、センスに欠けた物でしたね。         
                                       
こんな事があって、当初は腹立たしく感じましたが、そんなことで腹立てていても旅行
は楽しく無くなるだけだからと、切り替えて、その先の旅行を楽しむように努力しまし
た。代わりに用意されたイーストタワーの24階の部屋は、ツインベッドの程良い広さ
の部屋で、テレビは新しい液晶パネル、装飾もモダンで、勿論お湯もちゃんと出て、快
適な部屋で寛げて良かったです。                        
    
写真はL・Hノースタワー28階105号室の、お湯の出なかった部屋の窓寄りのデス
クです。                                      
                                                                              
ラスベガス・ヒルトンの、wikimapia地図は以下です。              
                  
http://www.wikimapia.org/#lat=36.1362111&lon=-115.1514387&z=17&l=7&m=h&o=1



No.176: アイビーリーグ8大学/入れればアメリカの親も安心する超エリート校


発信者:SFO 日付:2010/02/27(土)06:51 [49.net112138026.t-com.ne.jp] 削除

アイビーリーグ8大学                             
                                      
「No.174: コカコーラとペプシコーラ/ニューヨークのエリート高校進学事情」の中
で、「ここに進学すれば、『アイビーリーグや有名なリベラルアーツ・カレッジも夢で
はない』と親も安心する。」(「ニューヨーカーはどこまで強欲か」より)と紹介し
た、アメリカ東部のアイビーリーグ8大学の所在地をwikimapia地図で、内容案内を
wikipediaページで紹介します。                        
 
@ブラウン大学(学生数8261人)                      
                                       
ブラウン大学出身者                              
                                       
(日本)国谷裕子(NHK『クローズアップ現代』キャスター)            
(アメリカ)テッド・ターナー(CNN創立者)                  
   
ブラウン大学の所在地、wikimapia地図は以下です。               
                                       
http://wikimapia.org/#lat=41.8262836&lon=-71.4005864&z=17&l=7&m=b      
                                       
ブラウン大学の、wikipedia紹介ページは以下です。               
                                       
(英語)http://en.wikipedia.org/wiki/Brown_University            
                                       
Aコロンビア大学(学生数26399人)                    
                                       
コロンビア大学出身者                             
                                       
(日本)明石康(国連事務次長)                        
(アメリカ)バラク・オバマ(第44代米大統領)                
                                       
コロンビア大学の所在地、wikimapia地図は以下です。              
   
http://wikimapia.org/#lat=40.8088396&lon=-73.9613771&z=17&l=7&m=b      
                                       
コロンビア大学の、wikipedia紹介ページは以下です。              
                                       
(英語)http://en.wikipedia.org/wiki/Columbia_University           
                                       
Bコーネル大学(学生数20633人)                    
                                       
コーネル大学の所在地、wikimapia地図は以下です。               
                     
http://wikimapia.org/#lat=42.4509797&lon=-76.4705944&z=15&l=7&m=b 
                                       
コーネル大学の、wikipedia紹介ページは以下です。               
             
(英語)http://en.wikipedia.org/wiki/Cornell_University           
     
Cダートマス大学(学生数5744人)                     
                                       
ダートマス大学出身者                             
                                       
(日本)猪谷千春(コルティナダンペッツォオリンピックスキー男子回転銀メダリス
ト)                                                                       
(アメリカ)ダリル・E・グリーン(元ボーダフォンジャパンCEO 日本テレコムCEO)
                            
ダートマス大学の所在地、wikimapia地図は以下です。              
         
http://wikimapia.org/#lat=43.7052358&lon=-72.2897816&z=16&l=7&m=b      
                                       
ダートマス大学の、wikipedia紹介ページは以下です。              
                   
(英語)http://en.wikipedia.org/wiki/Dartmouth_College           
                                       
Dハーバード大学(学生数20230人)                    
                                       
ハーバード大学出身者                             
                                       
(日本)三木谷浩史(楽天会長)                        
(アメリカ)キッシンジャー(元米国務長官)      
                                       
ハーバード大学の所在地、wikimapia地図は以下です。         
                     
http://wikimapia.org/#lat=42.3764428&lon=-71.1162186&z=16&l=7&m=b      
                     
ハーバード大学の、wikipedia紹介ページは以下です。              
                                       
(英語)http://en.wikipedia.org/wiki/Harvard_University           
     
Eプリンストン大学(学生数7567人)                    
                                       
プリンストン大学出身者                            
                                       
(アメリカ)ジョン・F・ケネディ(第35代米合衆国大統領)           
 
プリンストン大学の所在地、wikimapia地図は以下です。             
                     
http://wikimapia.org/#lat=40.3446143&lon=-74.6540308&z=15&l=7&m=b
                                       
プリンストン大学の、wikipedia紹介ページは以下です。             
         
(英語)http://en.wikipedia.org/wiki/Princeton_University          
   
Fペンシルベニア大学(学生数20128人)                  
                                       
ペンシルベニア大学出身者                           
                                       
(日本)小林陽太郎(富士ゼロックス相談役)              
                                       
ペンシルベニア大学の所在地、wikimapia地図は以下です。            
                     
http://wikimapia.org/#lat=39.9522208&lon=-75.1926345&z=18&l=7&m=b
                                       
ペンシルベニア大学の、wikipedia紹介ページは以下です。            
          
(英語)http://en.wikipedia.org/wiki/University_of_Pennsylvania       
   
Gエール大学(学生数12495人)                      
                                       
エール大学出身者                               
                                       
(日本)野口悠紀雄(東京大学教授)                      
(アメリカ)ポール・ニューマン(俳優)             
                                       
エール大学の所在地、wikimapia地図は以下です。                
                     
http://wikimapia.org/#lat=41.309744&lon=-72.9311138&z=15&l=7&m=b    
                                       
エール大学の、wikipedia紹介ページは以下です。             
                                       
(英語)http://en.wikipedia.org/wiki/Yale_University



No.175: アメリカ映画「ワーキング・ガール」/アイデアで勝負出来るアメリカのビジネス


発信者:SFO 日付:2010/02/26(金)04:10 [49.net112138026.t-com.ne.jp] 削除

1988年のアメリカ映画「ワーキング・ガール」。ニューヨーク・ウォール街の証券
会社のM&A部門で働く女性秘書のサクセス・ストーリー。主役の女性秘書テス・マク
ギルにはメラニー・グリフィス、テスの女性上司でマーシュ証券M&A担当部長のキャ
サリン・パーカーにシガニー・ウィーバー。                   
                                       
マーシュ証券の社内の撮影は、ワールドトレードセンター(WTC)だったそうで、映
画の冒頭のシーンでもテスが乗ったスタテン島フェリーがニューヨークの摩天楼に向か
うシーンで、その先に今は無きWTCが映し出されてました。           
 
この映画を取り上げるのは@アメリカの、或いはニューヨークのビジネスライフに於け
るアメリカ人の価値観に私なりの発見があり引かれたからと、A女性上司キャサリンの
会社の個室がWTCの角部屋で、そこから見える風景が、右側の窓の外には遠くに「自
由の女神像」が小さく見えており、左側の窓からはガバナーズ島が地図通りの位置にあ
って素晴らしい眺望であるからなんですが、これらはここでは残念ながら示すことが出
来ません。 
                                       
2人が初めて社内で出会ってキャサリンがテスに秘書の基本の心構えを説く場面があり
ます。そこでは、「(私の秘書の)あなたは、私と外とのパイプ役」「私の印象はあな
たしだい、タフでないとね」「正確な対応、時間厳守、できない約束はしない」「『話
し中』より『会議中』と(答えること)」「私達は同じ制服のチームなの」「服装はシ
ンプルでエレガント、安っぽいのはだめ」というセリフを言いますが、この中にニュー
ヨークのビジネスの心構えの基本が示されてる様に感じます。           
                                       
ただキャサリンは、「評価するから、あなたもどんどん意見を(言って)」「私は相互
主義なの」とテスに言うのですが、顧客の「トラスク産業」が投資先のTV局を捜して
る事を知って、まず売り出してる局も多いラジオ局へ投資して地固めするのが良策と、
テスがアイデアを出します。                          
                                      
テス「ラジオ局の買収を持ちかけては?」キャサリン「狙いはテレビよ」テス「競争が
激しいのでラジオで地固めを」「ラジオ局を保有すれば(連邦通信委員会が禁止
してるので)日本企業の買収対策にも」                     
                                       
テスの提案を聞いたキャサリンはテスにこう言うのです。「面白いアイデアね」「自分
の考え?」「エレベーターで立ち聞きしたの?」「サエてるわ」「誰かに話した?」テ
スは自分の学歴で阻まれてる「証券マン養成コース」の受講に、キャサリンの力添えが
欲しくて提案したのですが、逆にキャサリンにこのアイデアを盗まれてしまうのです。
 
この話は、ストーリーも登場人物も更に発展していくんですが、私が感じたことは、こ
の映画の中で、ニューヨークのビジネスシーンでは、「誰の提案か」という事がとても
大事で、映画ではキャサリンとの葛藤で、テスはマーシュ証券を解雇されてしまいます
が、最後にトラスク産業の社長に才能を買われて、テスがトラスク産業の部長に抜擢さ
れるというハッピーエンドで終わります。                    
                                       
一方のキャサリンは、トラスク産業の社長に問い詰められます。社長「私がラジオ局を
買収する案はどこから?」キャサリン「それは・・・、確か・・・」社長「両社を結び
付ける発想は?」キャサリン「ファイルを見ないと正確にお答えは・・・」社長「なぜ
大手じゃないラジオ局を」キャサリン「目をつけたのは・・・」          
                                  
ここでキャサリンは居直って、「私がアイデアを盗んだとでも?」社長「私が君ならデ
スクの中をきれいに片づけるね」「5分後には君は解雇されるからだ」       
                                       
こうして、テスのアイデアを盗んだキャサリンは、盗用がバレてしまいます。日本でも
ビジネスのアイデアは、これ程重視されてるかどうか分からないですが、アメリカのビ
ジネス界は実力本位で、アイデアで勝負出来る事を示しているこの様な映画の存在は、
アメリカのビジネスの健全さを感じさせてくれます。               
                                       
下のURLは最終のシーンで、テスが部長に抜擢されて個室を与えられて、テスの居る部
長室の窓からフェードアウトしていく場面に登場するビルです。「グランド0」から
も、NY証券取引所からも300m〜500mしか離れていない位置にありました。又
画像は最初のシーンに出て来るスタテン島フェリーのルートです。赤い点は、自由の女
神像の位置です。         
                                     
http://www.wikimapia.org/#lat=40.707954&lon=-74.0088737&z=18&l=7&m=h&o=1



No.174: コカコーラとペプシコーラ/ニューヨークのエリート高校進学事情


発信者:SFO 日付:2010/02/20(土)06:01 [49.net112138026.t-com.ne.jp] 削除

☆コカコーラとペプシコーラ                          
                                       
「アトランタ本社のコカコーラ、『コーク』は伝統的で保守的というイメージ、ニュー
ヨーク郊外ウェストチェスター郡にあるペプシコのペプシコーラ、『ペプシ』はかつて
は、マイケル・ジャクソンやマドンナ、最近ではブリトニー・スピアーズをCMキャラ
クターとして選んだように、若くて流行に敏感な反逆児というイメージがある。」(ブ
ロノフスキー村中智津子著「ニューヨーカーはどこまで強欲か」扶桑社新書より)  
                                                                
コカコーラ本社の所在地、wikimapia地図は以下です。              
                              
http://wikimapia.org/#lat=33.7710363&lon=-84.3968225&z=18&l=7&m=b      
                                       
ペプシコーラ本社の所在地、wikimapia地図は以下です。                         
                                         
http://wikimapia.org/#lat=41.2759197&lon=-73.7029409&z=17&l=7&m=b      
                                       
☆ニューヨークのエリート高校進学事情                     

高校になると、公立でも理科系の優秀な生徒を集めたストイベサント高校や映画「フェ
ーム」の舞台となった芸術系コースが充実している、ラガーディア高校、州立大学ハン
ターカレッジ付属高校など受験に近いプロセスを経て入学が許可される特別校がある。
     
ここに進学すれば、「アイビーリーグや有名なリベラルアーツ・カレッジも夢ではな
い」と親も安心する。(同上「ニューヨーカーはどこまで強欲か」より)      
     
ストイベサント高校の所在地、wikimapia地図は以下です。            
                                  
http://wikimapia.org/#lat=40.7179893&lon=-74.0140235&z=18&l=7&m=b      
                                       
ストイベサント高校の、wikipedia紹介ページは以下です。        
                                       
(英語)http://en.wikipedia.org/wiki/Stuyvesant_High_School     
                                       
ラガーディア高校の所在地、wikimapia地図は以下です。         
                           
http://wikimapia.org/#lat=40.7741901&lon=-73.9857638&z=19&l=7&m=b      
                                       
ラガーディア高校の、wikipedia紹介ページは以下です。             
                                      
(英語)http://en.wikipedia.org/wiki/Fiorello_H._LaGuardia_High_School 
_of_Music_&_Art_and_Performing_Arts     
                                       
州立大学ハンターカレッジ付属高校の所在地、wikimapia地図は以下です。  

http://wikimapia.org/#lat=40.7685167&lon=73.9647675&z=18&l=7&m=b              
                                          
州立大学ハンターカレッジ付属高校の、wikipedia紹介ページは以下です。     
                                       
(日本語)http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%A8%
E3%83%BC%E3%82%AF%E5%B8%82%E7%AB%8B%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%82%
BF%E3%83%BC%E6%A0%A1                             
                                       
(英語)http://en.wikipedia.org/wiki/Hunter_College             
                                       
掲載の写真は、ラガーディア高校です。



No.166: 放射能に汚染された核兵器工場跡地/コロラド州デンバー郊外「ロッキーフラッツ」


発信者:SFO 日付:2010/02/07(日)10:51 [50.net112138012.t-com.ne.jp] 削除

米ソ冷戦時代、アメリカの核兵器製造現場で、何があったのか?貴重なレポートが放送
されました。そこでは、核兵器の製造に関わった人々の証言から、製造に従事した多く
の人々の人命が次々奪われて行った事実、又核兵器製造施設の解体後も、人体に有害な
プルトニウムの汚染がそのまま地下に封印されて、今も製造施設があった広大な敷地に
立ち入りさえ出来ない状況が明らかにされました。                
                                       
NHK2月5日放送の、「核汚染大陸 〜アメリカ 核兵器工場の証言者たち〜」です。
コロラド州デンバー、ロッキー山脈の麓の核兵器工場の「ロッキー・フラッツ(R
F )」。東西冷戦のさ中、アメリカ軍の戦略核弾頭の多くにはここで製造された、あ
る重要な装置が組み込まれていました。                     
                                       
元RF女性労働者。「トリガーと呼ばれる起爆装置は、それだけで小さな原爆です。形
はソフトボールよりも少し大きな球体です。表面から細い管が伸びていて、そこにガス
が送られ爆発します。広がる爆発ではなく収縮して核反応を起こすのです。」「放射能
は静かな殺人者です。必ず忍び寄ってきます。あそこには4年も行っていませんが脅威
がいまだに存在します。それはやがて人間に近づいてくる。わたしたちの暮らしに忍び
寄る。」                                   
                                       
1952年に操業が開始され、1992年に閉鎖されるまで常に秘密の核兵器工場だっ
たロッキー・フラッツは、これまでアメリカ政府は殆ど資料を公開していません。核兵
器の心臓部である起爆装置を作る工場でしたが、地元にはこの工場で核兵器の心臓部を
作っていることは長い間極秘でした。                      
                                       
1952年1月ホワイトハウスで行われた「国家安全保障会議議事録」では、国防の柱
を通常兵器から核兵器へと移す方針が議論されています。「核物質は兵器として無限の
可能性を秘めている。」「通常兵器に使用するTNT火薬1トンの価格は$1700。
一方核で同じ威力を得るには、わずかに$(黒塗り)で事足りる」。国家安全保障会議は
ソビエトとの核戦争を想定し、必要な核弾頭数を5000〜6000とはじき出してい
ます。「開発費$50億は、安上がりの保険」と、書かれています。        
                                       
核兵器の量産体制へとアメリカは本格的に動き出します。ウラン濃縮とプルトニウム抽
出を行う原子炉、起爆装置等を作る工場、最終組み立て、研究施設、核実験場。15を
超える州に300以上の施設が建設され、アメリカは1つの巨大な核兵器工場と化して
行きます。                                  
                                       
ロッキー・フラッツは、その要の施設と位置付けられていました。操業開始から15年
が経過した1960年代半ば、RFでは施設の拡張が行われ従業員数も3000人に増
えて行く。この頃アメリカが保有する戦略核弾頭は5000発に達するが、一方のソビ
エトは300発。アメリカは圧倒的な優位に立ちました。             
                                       
元RF労働者のジャック・ウィーバー(69)さんは、「人命が失われて施設がシャッ
トダウンしてしまう程の大事故ではありませんが、小さなトラブルは日常茶飯事でし
た。それでも、プルトニウム・ピッツ(起爆装置)の生産は計画通り滞りなく進んでい
ました。」                                  
                                       
1969年5月、遂に大きな事故が起こる。プルトニウムの火災です。「火災の調査報
告書」に、火災の一部始終が生々しく記録されています。火災報知機が鳴ったのが、午
後2時27分。現場に駆け付けた消防士は、プルトニウムの加工設備の「グローブ・ボ
ックス(大きな箱の様な物)」からバスケット大の火の玉が上がるのを目撃。燃えるプ
ルトニウムに掛けられた水は放射能で汚染されます。汚染された水が、施設全体に広が
ろうとしていました。しかし、危険はそれだけでは無かったのです。        
                                       
「燃えてるプルトニウムは、普通水を掛けて消しません。水を掛けるとプルトニウムが
活性化して爆発を起こすことがあります。しかし、火が天井を突き破ればプルトニウム
が大気中に放出されてしまう。汚染が、デンバーに迄及ぶかも知れません。」    
                                       
何とか火を消し止め、大惨事を危うく免れたプルトニウムの火災。地元新聞はこの事故
を大きく報じました。「核兵器工場の火災でプルトニウムが放出か?」そしてロッキ
ー・フラッツに隣接する「牧場からプルトニウム検出」、と続報しました。汚染は敷地
内で食い止められたとする、RFの発表とは食い違っていました。         
                                       
プルトニウムによる汚染を除去する作業は、火災の後2年間も続けられました。作業を
陣頭指揮したジャックさんは、許容量以上の放射線を浴びて、一時現場を離れざるを得
ませんでした。核兵器を含む原子力政策を統括する原子力委員会の1969年の「事故
報告書」は、事故原因はプルトニウムの自然発火だったとしたものの、「何故自然発火
したのか解明出来ない」と報告しました。                    
                                       
プルトニウムを扱い始めて20年余り、アメリカはいまだその不安定な物質を完全には
制御出来ないでいたのです。70年代から80年代に掛けて核の軍拡競争は更にエスカ
レートし、アメリカ3万3千発、ソビエト4万発を保有する迄になります。     
                                       
ロッキー・フラッツでは、従業員は6000人以上に膨れ上がっていました。1982
年女性として初めて、プルトニウム・ピッツを作る現場に配属された、ジュディ・パデ
ィーラ(62)さんは、「工場では、放射能漏れが日課の様に起きていました。『又や
られてしまったのか』なんて冗談を言い合っていた位です。プルトニウムは骨を捜しま
わる物質だったのです。一度体内に入ると骨髄を捜し回ります。白血病になる場合が多
い。何年も体内に居座って、やがて命を奪うんです。」              
                                       
仲間の男達の多くが、その後病に倒れて行きました。葬儀の知らせが、その後次々と届
きました。「彼(Thomas W.Haverty)は、技術者で癌で亡くなりました。この人(チャ
ーリー)は私の上司で脳腫瘍で亡くなっています。 彼(GaryLeroySimpson)は同僚で、
腎臓の病気でした。親友の彼女(ChristineLouiseVonFeldt)は白血病だった。」ジュデ
ィさんも12年前に乳癌の手術を受けました。ロッキーフラッツで働く人々は、冷戦を
戦う戦士として称えられたのです。                       
                                       
しかし、割り切れぬ思いを抱く人々も現れていました。ミッシェル・ドブロボーニさん
は、80年代から働き始めました。兄弟・親戚、合わせて16人がRFで働いていた。
「ロッキー・フラッツは、従業員を家族ぐるみで採用することで知られていました。国
の秘密を守るにはその方が良いと考えていたからでしょう。実際は親戚に中でさえ誰が
どんな仕事をしてるのか、お互いに話すことが禁じられていました。核兵器工場で働く
という事はそういう事でした。」「人々が口を開き始めたのは最近の事ですよ。私の家
族の中でも、まだ話す事をためらう人もいる位です。国の安全に関わっているという、
誇りがあるから話せないのです。それが、国家が秘密を守らせるやり方です。」   
                                       
彼女は、8年前脳腫瘍が出来て、一時死線を彷徨いました。最近は肝機能障害も現れ、
一日52錠の強い薬を服用しています。「私達一族が良い例でしょう。ジャネット・パ
ット・ボブ・義理の父、皆癌で死にました。皆最後は悲惨でした。私はそれを見とって
います。皆国の犠牲になったのです。」「自分が思って居る程、国は思ってはくれない
のです。でもあの頃は、私も後方の戦線で戦う兵士だと思っていました(涙)。」  
                                       
1989年6月、FBIは突然80人の捜査官を送り、ロッキー・フラッツの立ち入り
調査を行いました。国家が管轄する核兵器工場への強制捜査。異例の出来ごとでした。
容疑は「環境への重大な犯罪行為(criminal violations)」でした。捜査対象として
全ての建物がリストアップされています。FBIの調査によって建物は勿論、土や、溜
池、小川の水までも汚染が広がっている事が明らかになった。この結果RFは操業停止
に追い込まれました。                             
                                       
1994年アメリカ政府は特別予算を組み、RFの解体と汚染除去を始めました。核兵
器工場の大々的な解体作業は、史上初の試みと注目を集めました。10年間掛けて解体
しその後野生動物保護区にする計画で、$70億が必要とされました。プルトニウム・
ピッツで働き、その後副所長にまでなった、ジャックさんは、施設の解体の任務を与え
られました。                                 
                                       
「私はあれを完全に壊し綺麗にする為には、少なくても25年、或いは50年掛るかも
知れないと考えていました。プルトニウム施設の『771ビル』はRFの中でも、最も
汚染された建物だったからです。」解体作業を通じて、RFの安全管理に問題があった
事が浮き彫りになります。体内に入れば僅かな量でも有害なプルトニウムが1トン以上
紛失している事が判明。建物の内部だけでなく、周辺の土壌や小川の中にどれ程のプル
トニウムが流失していたのか。施設内を走る80kmを超える配管の中にもプルトニウ
ムが大量に残っていました。                          
                                       
「ある日私達が会議をしていると、ワシントンから帰って来たばかりの所長がやって来
て、『作業を6年に短縮しろと、命じられた』と言うんです。私は10年でも短すぎる
と思っていたので、全く同意出来ませんでした。結局、解体と称して行われたのは建物
を壊しただけで、残された残骸をその場に埋めてしまうという事でした。これが、現在
でもあの広大な敷地に立ち入れない理由です。汚染が地下にそのまま眠っているので
す。」                                    
                                       
旧ソ連や今のロシアに比べれば、核兵器や核関連施設の管理には問題は無いだろうと、
大方思われていた核大国アメリカ。この現実を知ってしまうと、それは幻想に過ぎな
かったと思い知らされました。RFそのものは、1992年に解体・閉鎖され、放射能
汚染は残ってはいるものの、過去の話となっている。しかし、アメリカは核兵器を今で
も保持しており、それらの現有の兵器の製造・管理に問題は無いのか?これからも注視
していく必要があるのではないでしょうか。 
                                       
コロラド州デンバー郊外にある、「ロッキー・フラッツ(RF)」の跡地のwikimapia
地図は以下です。                               
                    
http://www.wikimapia.org/#lat=39.891925&lon=-105.2029324&z=15&l=7&m=h&o=1



No.159: ローズパレード!/パサデナで毎年開催。今年は121回目の全米最大のパレード


発信者:SFO 日付:2010/01/31(日)03:35 [31.net119083202.t-com.ne.jp] 削除

ローズパレード!こんな凄いイベントが、アメリカ西海岸にあったなんて。ロサンゼル
スのお隣パサデナで、毎年1月1日に開かれて、今年は121回目(121年間ずっと
続いてる!)だそうです。ですから、1890年から行われてて、全米に新年を知らせ
るとてもポピュラーな行事なんだそうです。全米最大のパレードで、路上の見学者約1
00万人、全米にテレビで中継されて、アメリカで視聴率が高いばかりか、各TVを通
じて世界中に放映されており、全世界中の、何と4億人が見るそうです。      
                                       
私は知りませんでしたが、日本人は知らない人が多いんじゃないでしょうか?これを知
ったら、アメリカ西海岸ウォッチャーとしては絶対に外せない、取り上げるべきイベン
トです。NHKが1月30日にこのイベントの模様を放送してくれなかったら、今でも知
らないままでした。                              
                                       
2010年1月1日のこの日、パサデナは気温22度で快適そうです。「フロート」と
呼ばれる、日本で言う「山車(だし)」が41台、コース全長8.85kmのパサデナ
市内のほぼ直線の、コロラド通りをパレードします。フロートは大きな物は全長が30
m以上あるそうです。フロートは見てると非常にカラフル。凄いのは、全ての表面を、
花・花弁・種・豆等の、何か生きてる植物で100%カバーしないといけない、飾らな
いといけないという決まりがあって、それがフロートを華やかでカラフルなものにして
ることです。                           
 
ですから、日持ちしませんから準備が大変で、数日前からしか植物の装飾は出来ませ
ん。年末の数日間は多くの人の手を借りて、人海戦術で準備するそうです。フロートは
設計から完成まで1年近く掛るので、パサデナには飛行機の格納庫のような常設のフロ
ート装飾会場がいくつもあるそうで、ボランティア・スタッフがその中で製作にあたっ
てます。                                   
  
巨大なフロートが41台もあるので、膨大な数の花が必要で、この時期パサデナには世
界中から何百万本もの花が集められるそうなんですが、果物・野菜・草・樹木・種等、
植物として分類される物は何でも使うというから面白いです。パレードだけじゃなく、
フロートの制作現場も入場料を払えば見学出来るみたいで、多くの見学者がお金を払っ
て見学してるのが見られました。                        
 
パレードでは、花の女王の乗ったフロートが行進します(7人の美女-ただし高校生-が
微笑みながら手を振ってます)。このフロートに、この1台だけで、8000本以上の
バラが飾られてるというから凄い。パサデナ周辺の1000人近い高校生の中から選ば
れた、容姿だけでなく、学業優秀であるとかの様々な選考条件で選ばれていて、選りす
ぐりの女子高校生です。ローズ・クウィーンがまとってるコスチュームは、日本人デザ
イナーの庄司正さんが作ったそうです。                     
  
2010年のローズパレードのテーマは「A CUT ABOVE THE RES
T」で、訳すと「飛びぬけた・素晴らしい」の意、とのこと。今年のローズパレードグ
ランドマーシャル(大会名誉会長)はチェスリー・サレンバーガー機長で、彼は昨年一
躍有名になったアメリカン・ヒーローです。毎回著名人が選ばれるそうで、今迄選ばれ
たのは、ミッキー・マウス、ウォルト・ディズニー、サッカーのペレ、アーノルド・パ
ーマー、フーバー大統領、ジョン・ウェイン、宇宙飛行士、等々が今迄に選ばれた人達
です。                                   
   
ローズパレードのプレジデント(大会組織委員長)故ゲイリー・ディサーノさん(20
09年9月に急逝)の家族もプレジデントのフロートで参加しました。大会本部は全て
ボランティアの手で運営されてます。優れたフロートには賞が与えられ、例えば「花の
装飾が優れた小型フロート(Tournament Volunteers Trophy)」という賞を受賞した
フロートは、乳幼児の死亡率の減少に取り組んでるボランティア団体が製作し、参加し
たものです。賞は全部で24種類あって、パレード前日の12月31日に発表されま
す。そして、その栄誉を表示するプラカードと共に行進する訳です。        
                           
マーチングバンドは、全部で23のバンドが出場しましたが、ローズパレードに参加出
来る資格を得るには狭き門を突破しなければならなくて、大会で優勝したとか、それな
りの実績のあるバンドが集まってるとのこと。参加するバンドはアメリカ国内に限らな
くて、今回日本からは「関西選抜グリーンバンド」というバンドが参加してたんです。
「関西選抜グリーンバンド」は、地球の緑を増やすことを目的に設立された世界的なバ
ンドで、カリフォルニアでたびたび起こる森林火災に対しても、演奏会で義捐金を集め
るといった活動をしてきて、その活動が認められて今回の出場に至ったそうです。  
                                       
このイベントの拘りは、フロートの飾り付けに見ることが出来ます。スポーツジャーナ
リストで仙台大学副学長のマーティ・キーナートさんはロサンゼルス出身で、この番組
にコメンテーターとして出ておられましたが、フロートは全ての表面を、花・花弁・
種・豆等の、何か生きてる植物で100%カバーしないといけないという決まりに付い
て何度も強調してて、特別な許可を得たフロートを除けば、それは100%守られてる
と言ってました。花や作物で飾られた、素晴らしく美しいパレードです。   
                                       
思うに農業や農産物の収穫に対する敬意、引いては恵みを与えれくれる自然への感謝の
気持ちが根底にあるのかな、と感じました。それに、視力障害者の方達が、白い杖をつ
きながら互いに手を取りながら、横一線で行進してるのが見られましたが、障害者に対
する配慮も目立ってました。日本では、リオのカーニバルは良く知られてるのに、この
121年も続いてるローズパレードが、それ程でもない事が不思議です。      
                                       
「ローズパレード」のwikimapiaで見るスタート地点は、オレンジグローブ通りと、コ
ロラド通りの、「ノートン・サイモン美術館」が角にある交差点です。       
                                   
http://www.wikimapia.org/#lat=34.1458014&lon=-118.1601477&z=18&l=7&m=h&o=1  
                                  
カリフォルニア州ロサンゼルス郡の、パサデナ (Pasadena)市のホームページは以下で
す。                                     
                          
http://www.ci.pasadena.ca.us/



No.154: アメリカンドリームの崩壊/「差し押さえのグラウンドゼロ」の町ストックトン


発信者:SFO 日付:2010/01/29(金)10:58 [31.net119083202.t-com.ne.jp] 削除

昨年(2009年)2月21日に放送されたNHKの番組「差し押さえの町で/サブプライムロ
ーンの悲鳴」が、つい先日の1月25日に再放送されました。住宅差し押さえ率全米一
の、カリフォルニア州ストックトンで取材した番組です。             
                                       
ストックトンは、サンフランシスコの東約120kmにある新興住宅地です。1990
年代の半ばから住宅開発が進んだ町ですが、ストックトンだけで2008年の差し押さ
えの件数は約1万2000件です。なんと、8軒に1軒の割合で差し押さえられてる計
算です。地元の人々はこの町のことを、「差し押さえのグラウンドゼロ」と呼んでいる
そうです。
                                       
取材では、ある女性の家に突然の退去命令の貼り紙が。期限は2週間後でした。この女
性は、「私の家を、見知らぬ他人に明け渡さなければならないなんて!」と、泣き崩れ
るばかり。                                  
                                       
別のメキシコ系移民の一家は、家財道具を運び出していましたが、せっかく手に入れた
我が家を、わずか4年で差し押さえられてしまいました。「もうストックトンはうんざ
りだ。すべてを失った。未来はない。」この家族が、家を出る前夜まで、取り立ての電
話が鳴り止みません。                            
                                       
サンフランシスコでは、1990年代半ばから不動産ブームが始まりました。最初は所
得の高い人達が中心でしたが、住宅価格は見る見る高騰。その不動産バブルの波は周辺
地域へと広がって行きました。近郊の町ストックトンにも、不動産バブルが押し寄せて
来ました。サンフランシスコに通う多くの労働者達が移り住んで来て、元々のどかな農
村だったストックトンに、この10年で1万5千軒以上の住宅が新たに建てられたそう
です。                                    
                                       
住民の多くは、特別なローンを組んで住宅を手に入れましたが、それが有名なサブプラ
イムローンで、経済的に信用が低い人でもお金を借りられるローンだった訳です。本来
ならばこうした人々には、高い金利が設定されるんですが、しかし敢えて低い金利で借
りられるようにしておく代りに、数年後にポンと金利が上がる仕組みで、多くの人はそ
の時点で、低い金利のローンに借り換えれば良いと説明されていたそうです。    
                                       
ブッシュ前大統領の、「問題は白人の4分の3が家を所有しているのに対し、黒人やヒ
スパニックの人々は半分以下しか持っていないことだ。」という演説が流されました。
時のブッシュ政権も中低所得者に住宅を持つように勧めていた訳ですが、この政策に促
されて誰もが争って住宅購入に走ったのです。                  
                                       
ところが、金利がポンと上がった時、当てにしていた借り換えが出来なかったために、
多くの人は高い金利が払い切れなくなって、住んでる家を手放さざるを得なくなりまし
た。借り換えても金利を下げてもらえなくなった原因は、不動産価格の暴落でした。低
い金利に借り換えられたのは、不動産価格の上昇があったからこそでした。  
                                       
マリア・ウェストさんは、隣近所が差し押さえで空き家になって、治安も悪くなったと
感じています。前日には見知らぬ若者が、無免許運転で突っ込んで来て車を壊されまし
た。去年(2008年)の暮れにはガレージに放火されました。        

マリアさんの一家は7年前にこの家を購入し移り住んで来ました。7年前に$24万3
000で住宅を購入。夫のロバートさんは食品会社で倉庫のマネージャーをしていて、
マリアさんはサンフランシスコで経理の仕事をし、ローン返済の為夫婦共働きで頑張っ
て来ました。                                 
    
その家のローンが今問題に・・・。ローンの返済が去年から5割以上跳ね上がりました。
($2,111.11→$3,412.03)。サブプライムローン特有の仕組みです。金
利がポンと上がることは一家は理解していましたが、その時には安い金利に借り換えら
れると説明を受けていたんです。ところが不動産バブルがはじけて、安い金利への借り
換えは出来ませんでした。一家は金利が上がった分を払い切れませんが、払い切れない
$1,000が毎月元金に加算されて増えて行ってる状態です。          
                  
この話は、アメリカンドリームの影の部分を見る思いがします。今迄見てきた、同じカ
リフォルニアでの話です。アメリカは「夢」の部分で多くの人々を引きつけてはいるも
のの、全ての現実が甘い訳じゃないことを知る必要があると思います。       
                
ストックトンの町のwikimapia地図は以下です。また掲載の写真は、ストックトン市内
の風景です。                 
                 
http://www.wikimapia.org/#lat=37.9653128&lon=-121.2808228&z=11&l=7&m=h&o=1



No.148: 映画「ダーティハリー」(1971)/高層ビルの屋上の狙撃の現場


発信者:SFO 日付:2010/01/23(土)20:02 [31.net119083202.t-com.ne.jp] 削除

映画「ダーティハリー」(1971)は、Wikipediaの解説では、「サンフランシスコを
舞台に、職務遂行のためには暴力的な手段も辞さないアイルランド系のキャラハン刑事
が、偏執狂的連続殺人犯との攻防を繰り広げるアクション映画。70年代のハリウッド・
アクション映画を代表する作品の一つであり、その後撮影されたアクション映画にも影
響を及ぼした。組織と規律から逸脱していくアウトロー的、かつ直情径行で信念を貫徹
する性格の主人公のキャラハン刑事を、クリント・イーストウッドが好演した。」映画
です。                                    
                                       
私が注目するのは、この映画の舞台が、サンフランシスコであることです。映画の最初
のスタートから、偏執狂的連続殺人犯のスコルピオが、高層ビルの屋上から眼下のビル
の屋上のプールで泳ぐ女性を狙撃するシーンが出てきます。wikimapiaで捜したとこ
ろ、犯人が女性に狙いを定めた高層ビルが分かりました。このビルは周囲のビルを見下
ろす様な圧倒的な高さのビルです。                       
                                       
そして掲載した写真は、ゴールデンゲートブリッジを渡った先にあるサウサリートか
ら、フェリーでサンフランシスコの船着き場に戻る船上から、私がたまたま知らずに撮
った写真です。右側の男性の頭の上から突き出している様に見える高層ビルが、犯人の
スコルピオが女性を狙って撃ったビルで、この映画の出だしの撮影現場であることが分
かりました。                                 
                                      
wikimapiaで見るこのビルは、下のURLで開いて見て下さい。            
                                       
http://www.wikimapia.org/#lat=37.7921087&lon=-122.403692&z=19&l=7&m=h&o=1



No.145: アメリカの公立小学校の日本語教育/廃止の危機に「ニホンゴ、ダイジデス!」とシュプレヒコール


発信者:SFO 日付:2010/01/22(金)04:30 [31.net119083202.t-com.ne.jp] 削除

一昨日(20日)の、NHKの朝のニュース番組「おはよう日本」で、アメリカの公立小
学校の日本語教育が取り上げられてました。首都ワシントン郊外にある、米バージニア
州フェアファックス郡で、経済危機が郡財政を直撃し、日本語を含めた外国語教育の廃
止・縮小が検討され、父母たちが嘆願運動を展開している、というニュースです。アメ
リカの小学校での日本語教育って、初めて聞きましたし、父母たちが嘆願運動してるっ
て「すごい!」って思いました。                        
                                      
へ〜と思ったのは、アメリカで小学生に日本語を教えてる学校があるんだ、と感心した
ことと、生徒の母親や子供達自身が廃止に反対して「ニホンゴ、ダイジデス!」とシュ
プレヒコールを繰り返していることでした。                   
                                       
母親の1人、ティナ・ミークさんは、「日本語教育プログラムは、語学だけでなく文化
そのものなんです。」「私が家でこの教育プログラムを再現することは出来ないので、
廃止は子供達に取って悲劇です。」と、訴えてます。               
                                       
また同じく母親の1人、リサ・ホッジさんも4人の子供に日本語を学ばせており、「家
族の日常生活は日本との深いつながりで豊かになっていった。」と、話してます。  
                            
この教育プログラムは、ネットで調べてみると、目標とする外国語を教科として学ぶの
ではなく、他の教科をその外国語で学ぶことで取得させる「イマージョン(没入法)」
という手法が使われ、選択した生徒は算数、理科、保健の科目を日本語だけで学ぶらし
いんです。開始から20年たって、卒業生たちは、学科全体で良好な成績を維持してい
るとのことです。                               
                                     
来年の予算に付いて住民説明会が開かれた日、雨の中会場の外で100人以上の親子
が、プログラムの存続を真剣に訴えてました。ある男の子は「僕は日本語が好きで
す。」「授業を打ち切られたらがっかりだよ。」と言い、女の子は「私達が受けて来た
素晴らしい授業を、他の子が受けられなくなったら残念だわ。」と、話してました。 
                                    
この番組のNHKアナウンサーの解説では、アメリカでは他にオレゴン州やアラスカ州
を含めて7州20校で、約3000人が日本語の教育を受けてるそうです。アメリカで
日本の学校のような、日本語に包まれた教室で、日本語教育が行われていることに、「
こんなことって本当にあるんだ!」って驚きでしたし、廃止なんてせず、もっとずっと
続けて欲しいと思いました。(掲載の写真は、イメージです。)           
             
フェアファックスを中心とするアメリカの地図は、以下のURLを開いて下さい。   
                                       
http://www.wikimapia.org/#lat=38.8375683&lon=-77.2977448&z=11&l=7&m=h&o=1



No.140: 女性教師に教えられたセントラルワシントン大学(CWU)/勉強に専念するには絶好の環境


発信者:SFO 日付:2010/01/18(月)23:13 [210.net119083202.t-com.ne.jp] 削除

wikimapia地図でアメリカを覗いて多くて目立つものと言えば、空港・飛行場とプライ
ベートプレーンの数、駐車場の数と広さ、どこまでも続くそしてどこにでも在るフリー
ウェー、シーサイドアリーナに群がる無数のボート・ヨット、整然と区画整理された土
地に建つ夥しい数の戸建住宅。                         
 
これらはまさにアメリカの豊かさの象徴で、人々を引きつけて止まない憧れのアメリカ
ンライフの引力中心のようなものでしょうか。日本では求めてもあり得ない数々ではあ
ります。                                   
                                       
私自身は羨ましく感じる訳ではありませんが、今回のアメリカ訪問で気付かされたこと
に、大学の数の多さがあります。実は9月のアメリカ旅行で乗った成田発シアトル行き
ユナイテッド航空の機内で、隣に座っていたのがアメリカの大学の年配の女性教師だっ
たんです。                                  
                                       
彼女は、島根大学で半年間英語教師をして帰国するところだと言ってましたが、シアト
ルから程近いエレンズバーグという街にある、セントラルワシントン大学(CWU)の教師
で、名刺も貰いました。                            
                                      
そう、エレンズバーグはシアトルからモーゼスレイクに行く途中にある街です。そんな
ことから興味が湧いて、アメリカにはどんな大学がどれ位あるのかと思って調べてみる
と、ワシントン州だけで20もあるんですよ。しかもCWUには学生は10500人もい
るんですが、ワシントン州の20の大学のうち5校が1万人以上の学生を抱えていて、
最高は「University of Washington-Seattle Campus」の40200人でした。因みに
ワシントン州の人口は約630万人です。                    
            
ウェブでのアメリカ大学紹介サイトでは、CWUは次の様に書かれてます。「エレンズバ
ーグは大都市シアトルから車で約2時間の小さな街(人口約1万6千人)で、典型的なカ
レッジタウン。周囲は山々に囲まれ、緑豊かなキャンパスは一年を通じてアウトドアに
は事欠かない。落ち着いた雰囲気で、勉強に専念するには絶好の環境。」      
   
羨ましく感じる訳では無いと書いてはみたものの、これはとても魅力的な環境で、JAL
のナパ訓練所に劣らない、「駄々こねたくなり度」ではあると思います。アメリカは、
そしてアメリカンライフは、こういった面でも引きつける魅力を持った国だと思いまし
た。                                     

ワシントン州エレンズバーグのwikimapia地図以下です。             
                    
http://www.wikimapia.org/#lat=47.003729&lon=-120.5416489&z=14&l=7&m=h&o=1  
                                      
以下はセントラルワシントン大学のホームページです               
                                       
http://www.cwu.edu/



No.134: ハイチ大地震/シアトルもこの地震から学べるはず


発信者:SFO 日付:2010/01/14(木)12:41 [93.net112138018.t-com.ne.jp] 削除

ハイチ大地震(12日午後4時53分(日本時間13日午前6時53分)ごろ、マグニ
チュード7.0)は、現地から伝えられる情報を知るにつけ、恐ろしい惨状を呈してい
るようです。死者は10万人ともいわれてますが、状況は混乱しててまだ不明です。大
統領府の建物も倒壊し、自宅も壊れて、大統領すら行き場を失ってるありさまです。 
                                      
ハイチには東西方向に走る大きな断層帯が2本あり、今回の地震は、南方の「エンリキ
ロ断層」と呼ばれる横ずれ断層の東寄りの部分で起きたとのこと。この断層の付近では
、1751年と70年を最後に、大きな地震は起きていなかったということです。  
                                       
Nスペ(10日放送)でシアトルの地震の可能性の話を知った直後で、こちらの掲示板に
もそれについて書き込んだばかりのところでしたから、現地はどうなってるのか、とて
も気になります。1770年を最後に大地震は起きてなかったなんて、状況は似てい
て、シアトルもこのハイチ大地震から学べるはずです。      
                                       
それにしても、アメリカ地質調査所(USGS)の地震学者は、2008年に一帯の岩盤
にひずみがたまっており、この力が一度に解放されれば最大でマグニチュード7・2の
大地震が起きると警告していた、との情報もあり、どう生かされたか気になります。 
                                       
阪神・淡路大震災のWikipediaのレポートを読んでみましたが、死者の8割(約5000
人)は木造の建物の下敷きになって亡くなってるんです。ハイチの場合も建物の倒壊が
広範囲に見られますから、被害が心配です。住宅の耐震補強がいかに大事かということ
を示していると思います。               
                                       
アメリカが、空母カールビンソンの派遣を決めたのをはじめ、各国の救援活動が始まっ
ています。          



No.127: 安室奈美恵・ロンブー淳/アリゾナ州セドナという町の宿泊地


発信者:SFO 日付:2010/01/12(火)02:42 [56.net112138018.t-com.ne.jp] 削除

「女性セブン」1月21日号が報じた、今話題の「安室奈美恵・ロンブー淳聖地巡恋7
泊9日」の記事ですが、アメリカ西部のアリゾナ州が出て来て、私は目を引かれました
。女性セブン」1月21日号は買ってませんが、ネットで調べてみると、2人はフェニ
ックスから車で2時間程で行ける、セドナという町に宿泊したそうです。      
                                       
あるサイトでは、「セドナといえば日本ではあまり馴染みのない場所だが、高原を取り
囲む奇岩の景勝のほか、「パワースポットで、友だちのアラサーには人気」(中野美奈
子フジTVアナ)のリゾート地(中野アナは先刻ご存知)。先住民の聖地で、癒しをほどこ
すヒーラーの方々も多数いらっしゃるような土地柄である。」(JCASTテレビウオッチ)
と紹介されてて、知ってる人には良く知られてる有名観光地みたいです。掲載の写真で
見る通り、私にはなかなか魅力的な土地です。グランドキャニオンからも車で1時間3
0分で行けるとのこと。                            
                                       
私の興味はこの2人には有りません。興味があるのは、この2人が泊まったホテルを
wikimapiaで探せるかどうかという事でした。ネットで探って行くとホテルはどのマス
コミも1つに絞れてなかったものの、「候補」として2つ挙げられていたホテルを、地
図上で特定出来ましたので、以下に紹介します。                 
                                       
@L'Auberge de Sedona 

http://www.wikimapia.org/#lat=34.8692914&lon=-111.7592329&z=18&l=7&m=h&o=1  
                                       
ホームページはこちら→http://www.lauberge.com/index.php           
                                       
AENCHANTMENT RESORT
                                     
http://www.wikimapia.org/#lat=34.9200401&lon=-111.8560016&z=18&l=7&m=h&o=1  
                                       
ホームページはこちら→http://www.enchantmentresort.com/contact/index.aspx 



No.125: シアトル/巨大地震にいつ襲われてもおかしくない時期に


発信者:SFO 日付:2010/01/11(月)12:46 [56.net112138018.t-com.ne.jp] 削除

昨日(10日)午後9時〜Nスペ「MEGAQUAKE巨大地震」を見ました。その中で、シアトル
が巨大地震にいつ襲われてもおかしくない時期に入ってるという話で驚きました。つい
数ヶ月前に訪問したばかりの都市が、そんなことになってると聞けばとても人ごととは
思えません。                                 
                                       
前回シアトルを巨大地震が襲ったのは、1700年1月26日午後9時。地震の規模は
マグニチュード9。西海岸一帯の地層中に残された砂の層から津波の発生は分かってい
ましたが、記録が無く、日本の岩手県宮古市の古文書に津波の記録(宮古5m)が残って
いて、正確な発生日時と規模が分かったそうです。                
                                       
シアトルは人口300万の大都市で、19世紀に街が創られたアメリカの中でも最も新
しい都市の一つで、街が出来てから巨大地震の記録は無く、地震が起きる場所とは考え
られてこなかった所です。                           
                                       
ところが、シアトルでは最短で300年の間を置いて巨大地震が発生していて、既に今
その発生危険期に入っており、いつ巨大地震が襲って来てもおかしくないという状況だ
そうです。                                  
                                       
シアトル沖のプレート境界の長さは1100km。スマトラ島沖地震の1000kmに匹敵
する長さだそうで、「長周期地震動」と呼ばれるる巨大地震特有の揺れが起こるのが特
徴で、長周期の揺れは数百キロに渡る巨大なプレート境界がずれ動くことで生まれ、数
分に渡って長くゆったりと揺れるそうです。                   
                                       
カリフォルニア工科大学トマス・ヒートン教授は「シアトルで起きる地震はスマトラ沖
地震と同じタイプであり、スマトラで起きた事はシアトルでも起こりうると考えられる
」「シアトルの高層建築は巨大地震が起きることなど全く想定せずに建設されている」
としており、巨大地震が起きれば大きな被害が心配されるとのことです。      
                                       
昨年9月、私がスペースニードルから撮影した、シアトル都心の高層ビル群の写真を掲
載致します。私は巨大地震がこの美しい都市を襲うなんて、考えたくないです。



No.122: 国際家電見本市(CES)/ラスベガスにて開催


発信者:SFO 日付:2010/01/08(金)10:24 [56.net112138190.t-com.ne.jp] 削除

ラスベガス国際家電見本市(2010 International Consumer Electronics Show)が開かれ
るラスベガスコンベンションセンター(Las Vegas Convention Center) は、ラスベガス
ヒルトンの隣にあります。ストラトスフィアタワーの展望台から見た写真の、ヒルトン
の看板と建物の間に見える建物です。世界最大級の家電・オフィス機器の国際見本市で
、 期間は1月8日〜11日の4日間です。



No.115: ラスベガス/ストラトスフィアタワーです


発信者:SFO 日付:2010/01/01(金)11:36 [56.net112138190.t-com.ne.jp] 削除

正月なので、「おまけ」と言っては何ですが、ストラトスフィアタワーの写真をお見せ
します。どうですか、カッコ良くないですか?アメリカ西部で一番高い建物と言われて
ます(350m)。「No.37: ストラトスフィアタワーから見たネリス空軍基地です」に
も、展望台から見た写真があります。



No.114: SFOです/今年もよろしくお願い致します


発信者:SFO 日付:2010/01/01(金)10:36 [56.net112138190.t-com.ne.jp] 削除

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。        
                                       
何か新年に相応しい、例えば富士山の様な写真ないかなあと思ったのですが無くて、去
年撮った写真を見てたら、これだこれが良いと思ったのがこの写真です。ラスベガスの
ストラトスフィアタワーから撮った1枚です。                  
                                       
手前に、私が去年(2009年)9月2泊したラスベガスヒルトンが見えてるでしょう。大き
な看板に「HILTON」の文字があって分かりやすいんですが、このホテルは次々新しいホ
テルが建つラスベガスでは不人気なんです。ラスベガスの中心ストリップからはやや離
れてるのが理由みたいですが、ただストリップ中心の「新フォーコーナー」と言われる
所からモノレールが延びてて、その駅がヒルトン脇にあるので交通は便利なんです。 
                                       
それと、エルビス・プレスリーが特別室に滞在して長年ステージに立ってたことがあっ
たりして、名門と言われるホテルです。予約した時点ではエルビスのことは知らなかっ
たんですが、ラスベガス=エルビスというイメージは私にもピッタリきましたし、もと
もとカッコ良くてショーマンでアメリカのエンターテナーそのもののエルビスは好きだ
ったので、古めのホテルだけど良いホテルに泊まったなと、今でも思ってます。   
                                       
それとマッカラン国際空港がその先に見えてて、更にラスベガスを取り囲む遠くの山々
の眺めが良いでしょう?                            
                                       
私は去年アメリカ西部を旅して旅行観が変わった気がします。それまでは、ハワイとか
タヒチとか温かくて、海に囲まれたリゾートに憧れてたんですが、今はアメリカ西部の
広大な乾燥した砂漠が気に入ってます。どちらかというと、ラスベガスの様な砂漠の「
都市」ではなく、ギラギラとした太陽が照りつける砂漠の荒涼とした風景ですね。それ
も街や道路を呑み込んでしまう程広大な砂漠です。                
                                       
大量の飛行機がストアされてたり、リノのエアレースとかも砂漠ならではの風景です。
以下のURLを開くとその凄さが分かります。アリゾナ州ツーソンにあるデビスモンサン
空軍基地にある、ストアされてる夥しい数の空軍・海軍機です(約5000機とか)。F4
とかB52とかA4は分かりますが、型も新しく現役で運用中のC5とかF16とかP3がストアさ
れてるそうなのでビックリです。                        
                                       
http://www.wikimapia.org/#lat=32.1630434&lon=-110.8473301&z=15&l=7&m=h&o=1  
                                      
飛行機と砂漠はそもそも相性が良いのではないかと思ったりします。これからもアメリ
カ西海岸の砂漠地帯は、私にとって目の離せない場所です。            
                                       
今年も、こちらのウェブマスターさんの掲示板をお借りして、飛行機を中心に、旅行・
宇宙など興味ある色々な角度から書きたいと思っていますので、宜しくお願い致します
。



No.49: アメリカで原チャリに乗れたら良いのに・・・

発信者:SFO 日付:2009/10/28(水)21:03 [225.net112138027.t-com.ne.jp] 削除
羽田空港に投資を集中してハブにするという前原誠司国土交通相の話ですが、本来ニュ
ースになるような話題ではなかったと思います。前原発言は結局今HNDで進行している
事態(国際線ターミナル建設が進行中)を彼なりの言葉で説明しただけの話で、登場人物
が新しかったことを除けば、わざわざマスコミが取り上げるような話ではなかったと思
うんです。ですから森田健作千葉県知事が血相を変えて羽田の国際化に抗議した後、前
原大臣の口から出てきた話は前言と同じ中身の話なのに、どうした訳か森田知事は握手
してニコニコしてと・・・満足げだったのは、これは2人がかりの単なるパフォーマン
スか、はたまた猿芝居かとあきれたものです。マスコミは前原発言の中身を「(HND)1つ
だけ」ととらえたようで、森田知事もそう理解して深く考えずにリングに上がったと思
うのですが、試合(2者会談)後は「(HNDもNRTも)2つとも」だったことがはっきりして、
我々固唾をのんで見守ったギャラリーには面白くも何とも無かった訳です。     
                                      
「小学生が一人でセスナを操縦して学校に通っていました」、とは私もビックリです。
日本人の私にしたら、百歩譲って(アメリカだから)一人で操縦はしょうがない(と言う
よりも羨ましさと妬ましさで一杯という気分なのですが)としても、「せめて人口密集
地の上は飛ばないで!」と言いたいところです。                 
                                       
私がアメリカ帰国後考えたのは飛行機のことではなくて、実は原付バイクのことでし
た。アメリカに原チャリがあったらどんなに便利だっただろうと考えました。サンフラ
ンシスコに原チャリがあってそれに乗ることが許されるなら、たぶん私はそれで
GoldenGateBridge→Sausalito→MillValley→Sonoma→Napa→BerkeleyとSanPabloBayを
一周し、さらにAlameda→Oakland→SanJose→SanMateo→SFOとSanFranciscoBayを一周
してましたね。アメリカでの車の運転には自信無かったですが、原チャリならぜんぜん
平気じゃないですか。ウェブマスターさんが行かれた交通不便なツインピークス(ウェ
ブマスターさんの撮ったウェブのサンフランシスコ湾に向かって真っすぐ伸びたマーケ
ットst.が映っている写真見ましたよ)にも原チャリなら簡単に行けたかなと思います。
私が不思議に思うのは、アメリカ人は何で原チャリに興味をしめさないかということで
す。アメリカでは、普通の(日本でなら400cc以上のクラスの)バイクは沢山見ました
が、原チャリは見ませんでした。デジカメならいくらでも見ましたが、デザインからし
てあれはみんな日本製じゃないでしょうか。少なくとも報道関係者の持ってる様な一眼
デジカメなら、間違いなくキャノンとかニコンとかの日本製ですよね。アメリカ人はち
ゃんとメイドインジャパン(味噌・醤油なんか最たる物)を受け入れている訳ですよ。原
チャリは米政府が交通法規を含めて乗り物としての規格を定めないと販売自体(輸入も)
出来ない事は分かりますが、アジア諸国の、あのノーヘル二人乗りの(日本人的見方で
は)無政府状態の原チャリ天国を見るにつけアメリカの現状は不可解です。     
                                       
さて写真はLAXでのショットなんですが、お分かり頂けると思いますが飛行機ファンに
は嬉しいゲートブリッジレスの搭乗(シーニック航空のDHC-6-300もですが)でした。LAX
→SAN/ユナイテッドエクスプレス・スカイウェスト航空6322便のエンブラエル120で
す。空いてるブリッジが無い訳じゃなくて、この低くて小さくてプロペラの邪魔なエン
ブラエル120には、ブリッジは付けられないんです。ゲイトから歩いて搭乗しました
が、気分良かったです。



No.44: TVAで有名なフーバーダムです

発信者:SFO 日付:2009/10/17(土)13:03 [227.net112138025.t-com.ne.jp] 削除
以下は、ウィキペディアフリー百科事典(Wikipedia)のフーバーダム(Hoover Dam)に関
する記載です。「フーバーダムは高さ221m、長さ379mで、ダム湖はミード湖と呼ばれ
貯水量は約400億トン。日本には約2,500基のダムがあるが、それらの貯水量の合計は
250億トン程度である。日本最大の湖である琵琶湖の貯水量でも280億トン程度である」
 ラスベガス近郊の砂漠の中のボールダ―シティー空港
(BoulderCityMunicipalAirport)から、グランドキャニオンへ向かって飛び立ってす
ぐ、まだ暗い中見えてきました。ピントが合ってないのと手振れで映りは良くありませ
んが、ダムの背後に暗くブルーに見えているのは琵琶湖より水量の多いというミード湖
の1部です。建設当時の名称はボールダ―ダムだったそうです。



No.39: グランドキャニオンヘリコプターツアー

発信者:SFO 日付:2009/10/05(月)12:03 [227.net112138025.t-com.ne.jp] 削除
ウェブマスターさんの、「スペインへの架け橋フォーラムの『スペインへの架け橋』の
由来」「私を解放してくれた国、スペイン」を読ませて頂きました。素晴らしい体験をな
さったんだなあと感心しました。ご自身のスペインの見方(「否定的な評価」→確かに「約
束・時間を守らない」「仕事をまじめにしない」は、普通の日本人には受け入れ難い生活
態度ではあります)が、突然180度でんぐりかえった訳ですよね。それまであった目に見
えない壁が消えて、スペインという国・人々との一体感が津波の様に押し寄せて来る感
覚。それは頭の中の「日本の伝統的な価値観」への反省・アンチテーゼとなってより豊か
な人生観を自身に産み出した、という事でしょうか。日本での生活は、「一度しかない
人生をただ目をつぶって突っ走っているだけ」なのに対して、スペインでの生活は「一日
一日が充実して長い」のは、スペインの人々の国民性が「自分の感情をとても大切に生き
て」いるから、なんですね。「スペイン語にあまり不自由を感じなくなった」時に、より
突っ込んだ会話に踏み込んで明らかになった親しい学生たちの本音というのも、外国語
を学ぶ大切さの核心を突いてますね。私自身は、英語でのコミュニケーションでさえも
不自由してる身なので、せめて英語だけでも自由に会話出来るようになって、そんな貴
重な体験をしてみたいのですが(今その努力中です)。私の今回のアメリカ西海岸ツアー
は、御覧になっておわかりの様にとても過密なスケジュールだったので色々弊害が出た
んですが、過密にしてしまった訳は@出来るだけ安く上げたかった事とA海外一人旅の
不安(知らない土地と弱い語学力)から希望のポイント3ヶ所(シアトル・グランドキャニ
オン・サンディエゴ)を出来るだけ時間を掛けずに回りたかったという事からでした。た
だだからこそ今回のツアーの目標は、元々柔軟に動けるような余裕は無かったので事前
に決めたスケジュール通り黙々と回るという事に決めたのです。何事も無くスケジュー
ル通り運んだら成功、という事にしたのです。旅を終えた今は、経験を得たことで余裕
が出来たせいか、次に海外旅行に行くとしたら(レンタカーを使ったりしながら)もっと
時間を掛けてゆっくり回りたいという気持ちが強くなりました。さて御覧頂いているよ
うに、お待ちかねのヘリコプターから撮ったグランドキャニオン(GC)の写真を張り付け
ました。ウェブマスターさんはGCでセスナに2回乗られたんですか?激しいタービュラ
ンスに会われて生きた心地がしなかったと書かれてますが、私の場合はとても快適な飛
行でした。GC遊覧飛行のツアーはパピオンヘリコプター社が行っており、私が確認した
ところではヘリは2機種あり、ベル社製とユーロコプター社製でした。ツアーはグラン
ドキャニオン空港を基地としており、滑走路とは別にヘリポートがあってそこから5〜
10機のヘリで遊覧飛行のツアーを回していたようです。GC日本人ツアー全体の参加者は
20名位でしたが、ヘリ遊覧(オプショナルツアー)を希望したのは私を含め5名で、丁度1
機に乗れる数でした。1回の飛行は約40分程でしたが、終わってから、参加した5人で話
したのは、「とても良かった。(ヘリコプター遊覧料金の)$130というのは安い」という
感想でした。私自身の正直な感想は、GCは写真で見ただけではそのすごさは分からな
い。自分でそこに行って、自分の目で見て、初めてそのすごさが分かる、です。



No.36: 恥ずかしながら、シアトル空港で大失敗です

発信者:SFO 日付:2009/10/03(土)06:28 [227.net112138025.t-com.ne.jp] 削除
こんにちは、SFOです(ヘリは暫くお待ちを)。最初に張り付けた写真の説明ですが、シ
アトルのシンボルタワーのスペースニードル(展望台の高さは150m)から撮ったものです
。タワーから西側(夕方で西日が水面に映ってきれいです)を撮っていて、手前にエリオ
ット湾とはるか遠くにオリンピック山脈が見えてます。ただし、私が注目して欲しいと
思うのは、かなり小さいですが水上機が飛んでいてその機影が映っている部分です。御
覧の様な水に囲まれた環境のシアトルらしいシーンだと思って、「俺は今シアトルにい
る!」って感慨をその時強く感じました。この水上機の他にも2〜3機離着水している水
上機をタワーから見ました。昨日(10月2日)、今年1月にNYハドソン川不時着水で有名な
USエアーウェイズのサレンバーガー機長(58)が、定期路線の操縦業務に復帰してNYラガ
ーディア空港から飛び立ったとのニュースがありましたが、USエアーウェイズ(US)と言
えば私は今回の旅行でシアトル(SEA)からラスベガス(LAS)までこの航空会社を利用しま
した。ただこのフライトには隠された苦い思い出があります。この旅行の当初の計画で
は、この区間はユナイテッド航空利用でSEA16:29→18:32SFO(UA140便)、SFO19:13→
20:50LAS(UA327便)だったのですが、私がSEAでUA140便に乗り遅れてしまい、そこでや
む無くUS115便(SEA17:45→20:08LAS)のチケットを急遽買ったんです。実は乗り遅れた
時、ユナイテッドのカウンターで後発便の乗り替えチケットを発券してくれたのですが
、それがSEA18:20→20:56LAX(ユナイテッドエクスプレス/スカイウエスト6053便)、
LAX22:44→23:56LAS(UA864便)というスケジュールで、ラスベガスマッカラン国際空港
着が日付けの変わる直前の23:56なので利用しないことにしたのです。なにしろグラン
ドキャニオンツアーのラスベガスのホテル発の時間が、翌日の早朝4:00だったのであま
りにも時間的に余裕無さ過ぎと思ったんです。それでは、なぜ私がシアトルでUA140便
に乗り遅れてしまったかと言いますと、自分自身の無知と油断でした。この便は私のア
メリカで乗る最初の国内便でした。搭乗開始時刻が出発の30分前の15:59だったので、
その時間にゲートに向かえば出発に十分間に合うだろうと踏んで、のんびりしてたんで
す。ところがその時間になってゲートに行こうとしたら、セキュリティーチェックの場
所があって、そこに行列が出来てることに初めて気が付きました。その時はまだ、アメ
リカ国内便にはセキュリティーチェックがあってそこで掛る時間を見込んでおく必要が
あるという事は、全く頭に入って無かったのです。私もすぐにその行列に並びましたが
、最初の頃はそれでも間に合うはずと高を括っていたんですが行列の進み具合が思わし
くないのでだんだん心配になって来ました。そこでよく考えてみると出発は16:29です
が、ドアクローズはその5分以上は前になるだろうから、「これはヤバイぎりぎりだ!」
と、ようやく気付きました。あわてて駆け出し、階段は2段跳びでゲートにたどり着い
た時は、機体の搭乗ドアが係員によって閉められつつあるところで(A320の機首とその
脇の搭乗ドアがガラス越しに見えてました)、その手前のゲートドアも係員がまさに閉
めようとしているところでした。日本人の私の感覚では、「ちょっと待って!乗せて」と
言えば「早く乗れ!」とドアオープンしてくれるだろう・・・だったんですが、それは通用
せずあえなく制止されてしまいました。この時は「エー!」と絶句でしたね。ただ心の片
隅に余裕らしきものが少しだけあったのは、まだ他社のLAS直行便を使えるという考え
があったからです。日本を出発する前に、この直行ルートはUAには便が無かったので仕
方無くSFO経由で予約したんです。USとサウスウェスト航空とアラスカ航空に直行便が
ある事は事前の調べで分かっていたのです。たまたま通りかかったUSのゲートカウンタ
ーで次のLAS直行便のチケットを買ったのですがせいぜい$100位だろうと踏んでたんで
すが、約$300と聞いて正直これまたショックでした。かと言って、それ以外方法が無
いので急いでUS115便(SEA17:45→20:08LAS)のチケットを買って乗り込んだ次第です。
結局私のLAS到着はUS115便20:08で、私のバッゲージの到着はUA327便20:50てな、変て
こりんな事になってしまいました。



No.32: アメリカ西海岸を旅してきました

発信者:SFO 日付:2009/09/26(土)08:05 [227.net112138025.t-com.ne.jp] 削除
9月20日から25日までアメリカ西海岸を旅行してきました。旅程を簡単に説明しますと
20日シアトル(セーフコフィールドでマリナーズ対ヤンキース戦観戦)→21日シアトル
(ボーイング工場&シアトル航空博物館見学)→22日ラスベガス(グランドキャニオン観
光)→23日サンディエゴ(空母ミッドウェー見学&サンディエゴ湾クルーズ)です。そし
て航空ファンとしては乗った飛行機と航空会社の説明は欠かせませんので長くなります
が書きます。20日@成田(NRT)17:30→10:10シアトル(SEA)/ユナイテッド(UA)876便
B777-200ER、21日ASEA17:45→20:08ラスベガス(LAS)/USエアーウェイズ(US)115便
A320、22日BLASボールダ―シティー空港9:15→(東京大阪間の距離に相当)→10:30グラ
ンドキャニオン空港/シーニック航空デハビランドツインオッタ―(DHT)、Cグランド
キャニオンヘリコプター遊覧飛行/パピオンヘリコプター、DLASグランドキャニオン
空港12:00→13:15LASボールダ―シティー空港/シーニック航空DHT、23日ELAS6:02→
7:06ロサンゼルス(LAX)/UA282便A320、FLAX8:29→9:20サンディエゴ(SAN)/ユナイテ
ッドエクスプレス・スカイウェスト航空6322便エンブラエル120、24日GSAN9:24→
11:04サンフランシスコ(SFO)/UA157便A320、HSFO13:20→16:25NRT/UA853便B777-
200ER、以上の9フライトです。7月のJALのSFOナパ運行乗員訓練所のツアーはJAL系列の
旅行会社企画のツアーでしたが、今回の旅行は旅行会社は頼まないで自分一人でネット
を使って航空券とホテルと現地ツアーを手配しました。SEAのボーイング工場は前から
ずっと見たいと思っていた所で、今回の旅行の動機のここが始まりでした。そしてどう
せ行くならグランドキャニオンも見てみたいとスケジュールに組み入れたのと、ガイド
ブックを見ていたらサンディエゴに空母ミッドウェイが展示されている事を発見して、
それならそこもと予定に組み込んだ訳です。