miyaさんがどんな風にイタリアに溶け込んで生活しているか、手に取るように見えます
ね! 懐かしくスペイン留学時代を思い出してしまいます。
私の滞在していたヴァジャドリッド(Valladolid)は一時スペインの首都が置かれた事
がる、マドリッドから200キロ程北に位置するカスティージャ地方の代表的な地方都市
で、最も純粋なスペイン語が話されている地域にありました。
留学生の多くはマドリッドかサラマンカに滞在する事が多く、ヴァジャドリッドには日本
人留学生はほんの数人しかいませんでしが、その中に22歳の女性がいました。 彼女は
日本で歯科の助手をしていたそうですが、親と喧嘩して日本を飛び出して来たとの事。
どうするの? と聞いたら居れるだけ居るとの事。 いくら持ってるの? と聞いたら、
なんと日本から握りしめて持って来たお金は30万円だけ!
しかし、物価の安いスペインでの寮生活! 彼女はその後1年数ヶ月を30万円でしのい
で滞在して猛勉強! 一度帰国、親と仲直りして再びスペインへ渡り、何年か後に再会し
た時にはなんとサンタンデール大学で日本語の講師をしていました。 もちろんスペイン
人の彼氏もしっかりとできていました。
その当時私は31歳でしたが、あれから20年以上経った今も、時々彼女とは会ってその
後の活躍(独身ですが、日本で仕事したり、スペインでマンション買ったりと行き来を
続けているようです)振りの報告を受けています。
miyaさんが人生を豊かに広げて生きている様をとても眩しく拝見しています。
2004/8/19(木)09:35 発信者:miya - adsl-62-123-119-245.dial.atlanet.it 削除
メルマガ10号を読んで、以前のメルマガで、岡さんが”スペインを愛したからこそ、自分はスペインに愛されたんだ”という内容を思い出しました。
言語は一種の道具であって、人とコミュニケーションをとるためのもの、その先に自分の気持ち(岡さんの場合は愛と言う表現)がないと、相手と理解しあう必要性もなくなってしまいますよね。
私の場合は、イタリア語の峠は越えたかもしれませんが、まだまだ鍛練を必要とする段階です。
しかし、私はイタリアに受け入れられているという確固たる自信があります。
学校でもアルバイト先でも、周りの人は私を日本人扱いしません。
友人、仲間の一人であって、時々言葉を間違えるヤツくらいにしか思われていないフシがあります(喜ばしい事です)。
それと、先日、アルバイト先の人にトマトを山盛りもらったのですが、他の人から”その袋の中身を見れば、君がどれだけ愛されているかわかるよ”と言われました。
こういう言い方は日本ではあまり聞きませんが、本当に嬉しく誇らしく思いました。
そのトマトは、送り主の庭で作られた採れたての香り高いものでした。
教えてもらったとおりに、塩少々とワインビネガー、オリーブオイル、オリガノを加えたシンプルなトマトサラダにしたら、卒倒しそうなくらいおいしかったです。
イタリアの懐にもぐりこんだ気がします。